スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

メンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」 プレヴィン/ウィーン・フィル エヴァ・リンド(S)

日曜日は上々の天気。
三男坊の合唱アンサンブルコンテストを聴きに、松山に行っておりました。
ついでに、吉村作治のエジプト展も観てきました。最終日でものすごい人出。いやはや、十分に観ることもままなりませんでした。

さて、今日は季節外れの選曲で恐縮であります。

メンデルスゾーンの劇音楽「真夏の夜の夢」。
アンドレ・プレヴィン指揮ウィーン・フィルの演奏。
ソプラノはエヴァ・リンド、メゾ・ソプラノはクリスティーン・ケアーンズ。
合唱はウィーン・ジュネス合唱団。
1985年2月、ウィーンのムジークフェラインでの録音。フィリップス盤。

序曲が鳴りだした途端、初期ロマン派の世界、メンデルスゾーンの清新で瑞々しい抒情の中に引き込まれてゆく。
ウィーン・フィルの響きが大変すがすがしく、しかも艶と潤いがあって、実に美しい。耳当たりが心地よく、これ至福の境地。DECCA録音のような鮮烈さはないものの、フィリップス独特の、しっとりと落ち着いた、渋めのトーンが部屋に満ちてゆく。

プレヴィンのテンポは全く中庸で、速くもなく、淀むこともない。フレージングは自然だし、実に爽やかな感じ。聴いていて、無理なところがないのがイイ。柔軟そのもの。
そして、ソーダ水のような、若々しく青みがかった響きが何とも云えず心地よい。

プレヴィンは1980年代の半ば、ウィーン・フィルと盛んに録音したが、それらを聴くと、このコンビはとても相性が良かったようで、オーケストラが気持ちよさそうに鳴っていたのが印象的だった。R・シュトラウスのいくつかの録音は、今聴いても実にフレキシブル、素晴らしい演奏と思う。

この「真夏の夜の夢」でも、エヴァ・リンドのソプラノは大変美しいし、第7曲「夜想曲」のホルンなどは、それこそ夢見るような美しさ。
「葬送行進曲」の木管アンサンブルは、さすがに見事。総じて、この演奏では、木管の良さが印象的。ストリングスの響きがイイのは勿論なのだが、この木管の滋味溢れる響きは格別で、メンデルスゾーンをこれほど美しく再現した演奏は、そうはないんじゃないか、と思う。

録音は素晴らしいものです。
フィリップスらしく、ホールトーンが大変きれい。落ち着いた、品の良い音でウィーン・フィルを楽しめる名録音と思います。
キラキラした音ではなく、自然な、時に渋い(こういう音を「燻し銀」って云うんかいな?)のがエエんです。
作為がない自然さ、とでも云いましょうか。
(もっとも、録音という行為そのものが、大変な作為なんでしょうが・・・)
ホルンやトランペット、ティンパニの音など、実に美しく、定位・奥行とも十分な音場が再現されます。


ということで、昨日は「結婚行進曲」を聴いたのであります。妻と一緒に聴くのは、少し恥ずかしい感じもしましたが(^^ゞ

末っ子三男坊のグループは、愛媛県合唱アンサンブルコンテストでグランプリ。全国大会は3月、福島県だそうです。
結婚記念日に、良いお祝いをもらいました。


AUTHOR: 鞍馬天狗 EMAIL: tenga@eagle.ocn.co.jp DATE: 01/28/2008 07:37:05 おはようございます。
合唱をされるご子息様、羨ましいです。すばらしいです。
うちとは違うなー(^^;)
さて、このCDも名盤ですね。この時期のプレヴィンとウィーンPOの組み合わせでは、「シェラザード」や弾き振りの、モーツァルトピアノ協奏曲第24番と並ぶ、ウィーンPOを生かした名演だと思います(「展覧会の絵」にはちょっと異論が有ります)。
昨年9月、プレヴィンとN響のラヴェルをNHKホールで聴きました。風貌はすっかり老い、足どりも、おぼつか無い感じでした。70年代のロンドンSOとの颯爽とした指揮の彼を知る私は、悲しくて、演奏終了後、早々に席を立ちました。
最近の、アンネ・ゾフィー・ムターとの結婚と離婚など、この指揮者の「結婚行進曲」を聴くと、ちょっと余計なことを考えてしまいます(じゃあデュトア盤はアルゲリッチとの関係?)。今日は、下世話なオチになり、すみません。
スポンサーサイト

コメント

こんにちは。
「真夏の夜の夢」はいい曲ですね!
こういうファンタスティックな曲は好きなんです。
シェイクスピアの原作を読んでから聞くともっといいだろうなと思いつつも、実行していません。
プレヴィン盤は未聴で、小澤盤を持っています。演奏もさることながら、吉永小百合の語りがすばらしいです。

アンサンブルコンテスト、グランプリおめでとうございます。
いいですね!福島でまた歌えるのですね。
息子さん、完全に合唱にはまっているのではないでしょうか(笑)。


おはようございます。

私はマーク盤を愛聴しています。
爽快であり、みずみずしくもあって、飽きがきません。
録音もレンジが広いわけではありませんが、音楽に浸れる
美しい響きを堪能できます。

プレヴィンは未聴です。
プレヴィンというとジャズ、そんな先入観で余り持っていないのです(^^ゞ
コンテンポラリーの「キングサイズ」などはオーディオ的にも
面白くて愛聴していますが。。。

>鞍馬天狗 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
プレヴィンとVPOの演奏、エエですね。大好きなんです。実は、「シェエラザード」もモーツァルトのピアノ協奏曲弾き振り(17番と24番)も、すでにエントリーしてました。よろしければご覧ください。このDoblogは検索窓が使いにくいんですが、「アンドレ・プレヴィン」で検索していただけると、出てくると思います。鞍馬天狗さんが、同じ嗜好をお持ちなんだと思うと、嬉しくなりました。
もうひとつ、プレヴィン&VPOで「展覧会の絵」はライヴ録音のせいか、イマイチでありました。その印象ももしかすると鞍馬天狗さんと同じかもしれませんね。
プレヴィン、さすがにトシを取りましたね。ムターとの結婚にはビックリしましたが、何せ、お相手が若すぎたんでしょうね・・・・。

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。
ワーグナーの結婚行進曲もエエですね。僕はメンデルスゾーンの方が好きなので、自分の結婚披露宴には、こちらを使ってもらいました。

「真夏の夜の夢」は、クレンペラーの名演盤がありました。クレンペラーはメンデルスゾーンと相性が良かったのか、「スコットランド」は今も最高の演奏だと思いますし、「イタリア」もエエです。LPで愛聴しております。

>hiromk35 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。こちらこそ、ご無沙汰してしまって申し訳ありません。
畏敬なんてしないで下さい(^^ゞ。感想をボツボツ書いているだけですので、そのうちに止まってしまうかもしれません。中断した時には、笑わんといてくださいね(^.^)。

さて、クレンペラー盤も愛聴してます。LP時代から、定盤でしたね。
プレヴィンのRVWは聴いたことがありません・・・・・というより、RVWの交響曲は、アンドルー・デイヴィス/BBC響の廉価盤全集しか持っていないんです。しかも全部聴いたわけではないので・・・・・イイ曲があったら、また教えてください。

>よんちゃん 様
こんばんは。コメント感謝です。
吉永小百合さま!もう最高です。僕は、何を隠そう、「サユリスト」なのであります。小澤盤について、是非下記を・・・。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717/2622809#2622809
僕は、吉永小百合さん、大大大好きです。
娘が生まれたら、小百合と名付けようと思っておりました。
残念ながら、我が家に女の子は授かりませんでした・・・・・男ばかり三人です。

>ピースうさぎ 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
三男坊は、ホンマに、合唱にはまっております。いや、まあ、よく努力してます。部活動では、女子が多いので、人間関係など、なかなか難しいようですが、今回のアンサンブルは男声6人のアンサンブル、実に気持ちよかったようです。
3月春休みは福島で全国大会、その後は広島でジャパンユースの合宿と言っておりました。
今高校2年、センター試験まであと1年なんですが、いやはや、もう親としては、ガハハであります(^^ゞ

>天ぬき 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。いつもお世話になります。
ペーター・マークのメンデルスゾーン、1960年頃に録音したDECCA盤は名盤として誉れ高いですね。いつか聴きたい、聴きたいと思いつつ、ここまで聴きそびれています。「スコットランド」と「真夏の夜の夢」は、どこかで入手したいと思います。
輸入盤の激安ボックス(ベートーヴェンの交響曲全集やモーツァルトなども一緒に入っているものです)には、メンデルスゾーンの交響曲もあったのですが、やはり、DECCA時代のロンドン響を振った演奏は、是非聴いてみたいものです。
有り難うございます。是非、探そうと思います。

こんばんは。そのCDいいですね~、私はロンドン響とのしかないです。「真夏の夜の夢」はバレエ作品にもなっておりウィーンまで観に行ったことがあるのですよ!(URLをポチっとすると読めます) オケはウィーン国立歌劇場管でしたのでウィーンフィルのメンバーも演奏してたかもです。

そうそう、結婚記念日おめでとうございます☆一年に一度くらい「結婚行進曲」を聴くのも良いかと思います。うちはこの間、タンホイザーを聴いていて「結婚行進曲」になったら夫が何気に他の曲に変えてしまいました。やはり恥ずかしかったのかしら(笑)

こんばんは。
今日は朝から冷たい雨で、自転車通勤大変でした。

さて、結婚記念日に夫婦で結婚行進曲もいいものですね。それから、ご子息の合唱コンテストのグランプリ受賞、おめでとうございます。

メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」は、あまり熱心に聴いてなくて、いつかはシェークスピアの原作を読んで、じっくり聴いてみたいと思ってます。

クレンペラー盤が名盤として有名ですが、プレヴィン盤も候補に加えさせていただきます。

>Hiroko 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
今、Hirokoさんのブログを拝見しておりました。バレエの舞台、沢山ご覧になっているんですね。「真夏の夜の夢」もバレエを伴っていると、さらに楽しいんでしょうね。ウィーンまでとは素晴らしい!
僕はバレエを観たのは一度だけです。出張先のシドニーのオペラハウスで、ドリーブの「コッペリア」を観ました。美しく着飾った淑女・少女たちの多さに圧倒されました。欧米では(豪州も)バレエは大人気なんですね。オペラより観客動員が多いようでした。観ていると、ホンマに楽しい。音楽だけではイカンなぁと思った次第です。

ご主人、照れくさかったのでしょう。ボクはもうトシですので、恥ずかしくもなくカミさんに聴かせます。もう、平気になりました(^.^)

>ヤマちゃん 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
今日は新居浜も午後からみぞれ、夜は氷雨です。寒かったですねぇ。自転車通勤は大変でしたね。
さて、「真夏の夜の夢」はクレンペラー盤が素晴らしいです。音が良いのはプレヴィン/VPO盤でしょう。もうひとつ、フィリップス盤でマリナー/フィルハーモニア管盤が素晴らしいんです。マリナー盤のLPを一番初めに買って聴き始めましたので、これが一番懐かしいです。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717/2319803#2319803
三男坊のこと、有り難うございました。今、高校2年、センター試験まであと1年なんですが、いやはや忙しいことであります。
松山のエジプト展は市民会館の合唱アンサンブルコンテストのついでに観ました。凄い人出で、もう大混雑、むんむんの熱気、道路は大渋滞でありました。

こんばんは。

私が最初に「プレヴィンいいなぁ」と思ったのがこの曲でした。
15年くらい前に聴いたのですがCDが行方不明です(涙)。

最近はマリナー盤を良く聴いてますよ・・。

息子さんのグランプリ、素晴らしいですね。
全国大会も頑張って下さい。



>ニョッキ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。三男の件も、有り難うございました。

プレヴィン/VPO盤は、レコードアカデミー賞だったように記憶しています。この録音前後のプレヴィンの活躍は実に精力的、フィリップスとテラークから名演奏がどんどん出てきましたっけ。
見つかるとエエですね。
ボクも、よく紛失します・・・・というより、忘れた頃に出てきます。この頃健忘症でして、実によくなくなりまして、そのうちに「なんや、あったわい」ということが多いです(^^ゞ

マリナー盤も愛聴盤です。

こんばんは
少し乗り遅れましたが、大好きな曲なので...

プレヴィンの演奏録音は聴いていませんが、幾つかの演奏録音を聴いて確信したのは、ラインスドルフ指揮ボストン交響楽団のものが、メンデルスゾーンのメルヘンっぽい独特の音楽の世界を見事に表現していて、この曲の最高の演奏だろうということです。
私は、滅多に自分の好みを押し付けるようなことはしないのですが、この曲だけは別です。ラインスドルフのこのLPが傷んだので、同じLPを入手するために初めてヤフーのオークションに参加したくらいです。

>HABABI 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
ラインスドルフ盤ですか。これ、初耳です。ノーマークでありました。
CD化されているんでしょうか。検索してみても、出てこないです。
HABABIさんが名演とおっしゃるんですから、相当なものなのでしょうね。是非聴いてみたいです。
オークションで入手と云うことは、そういうルートでないと手に入らないのかもしれないですね・・・・・。
有り難うございました。探してみようと思います。

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。