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モーツァルトのピアノ協奏曲第21番 K.467 グルダ(Pf) ・アバド/ウィーン・フィル

休日にはのんびりとLPを取り出すことが多いのです。

レコード・ラックを眺め、どれにしようかと物色し、ラックに立てているLPの背表紙を確認して(CDと違って、これは読みにくいですなぁ)、ジャケットを見てから(そうそう、こういうジャケットだったなぁと思い出に一瞬浸って)、中袋から取り出し、ターンテーブルに載せ、サッとクリーニング、カートリッジのスタイラスも一拭きして、さあ、いよいよ針を落とす・・・・・。

この手間のかけ方。これはもう、間違いなく趣味の世界ですな。
そして出てくる音はアナログらしい暖かい音。時には古ぼけた音も出ます。壮大なパチパチ・ノイズも。大きなホコリや少々キズがあると、「ガリッ」というフォルテが・・・・。

そんな儀式を楽しみながら、僕はもう20年以上も昔に買い集めたLPを聴き・・・・・・いや、20年以上昔の思い出、「過去」を聴いているのかもしれません。


さて、今日はラックから取り出したモーツァルト。懐かしい名演であります。

モーツァルトのピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467。
フリードリヒ・グルダのピアノ独奏、クラウディオ・アバド指揮ウィーン・フィルの演奏。
1974年9月、ウィーンのムジークフェラインザールでの録音。DG盤のLP。

グルダのピアノには芯があって、しっかりとした響きなのに、フワッと抜けるような透明感もある。そして程よい柔らかさも・・・・。見た目はクール、よく触ってみると暖かい質感のある陶器のような感じ。ピアノはベーゼンドルファー(と思う)。この音は他のピアニストからは聴かれないものだ。本当に音のきれいなピアニストと思う。
我が家のターンベリーから流れるグルダの音は、いつも純度が高く、そして豊かで暖かい。

もちろん、グルダのこと、才気にあふれたモーツァルトを聴かせてくれる。あまり装飾は施していないのだが、ふとしたパッセージに込められた響きなどには、ハッとする瞬間が多い。とても新鮮なのだ。

アバド/VPOは丁寧な伴奏。折り目正しい演奏で、響きはさすがにウィーン・フィル、本当に綺麗。
ただ、アバドの誠実で精緻な指揮とグルダの閃きに満ちたピアノとでは、少し方向が違うところもあったかな・・・。

第1楽章は全く晴朗。晴れ上がった青空。徐々に感興が盛り上がってゆくさまは見事。カデンツァはグルダの自作。楽しく溌剌としている。

第2楽章、ウィーン・フィルの伴奏は最高。静謐でニュアンス一杯の表現。もうすべてが美しい。至福の音。
グルダもゆったりとしたテンポで叙情的な歌を歌ってゆく。「みじかくも美しく燃え」で有名なこの楽章を、これほど美しく歌い上げた演奏は、そうはないんじゃないか。
グルダの装飾音、微妙なアクセントも全く楽しい。

第3楽章はアレグロ・ヴィヴァーチェ。疾駆するモーツァルト。
グルダのピアノは明るく爽快、そして時に豪快さも聴かせてくれる。ウィーン・フィルも艶やかな響きで応える。見事な協奏。
カデンツァはこれもグルダ自作。鮮やかそのもの。


録音は今聴いても素晴らしいです。
録音から30年以上経過した今も、グルダのピアノは瑞々しく鮮度が高い音で聴けます。
アナログらしい、トロッとしたオケの響きもエエです。

今日、モーツァルトの誕生日でありました。
そして、ワタクシら夫婦、結婚して23年たちました。


<K.467の自己リンクです>
★ケンプ(Pf)・クレー/バイエルン放送響
★ラローチャ(Pf)・デイヴィス/イギリス室内管
★アンダ(Pfと指揮)/ウィーン響
★ブレンデル(Pf)・マリナー/アカデミー室内管
★バレンボイム(Pfと指揮)/ベルリン・フィル
★カサドシュ(Pf)・セル/クリーヴランド管




AUTHOR: ぱぐ URL: http://bluestick.jp/pug/blog/ DATE: 01/27/2008 09:24:58 おはようございます。
ピアノ協奏曲第21番、パッと思い浮かばないので何も書けずすみません。

そうでした、今日はモーツァルトの誕生日でした。ええと252歳ですね(笑)。
バブルのころ勤め人でしたので、モーツァルトの生家でしたか修復されたときに寄付をしています。まだザルツブルグもウィーンも行ったことがありませんけど。プラハと3つセットで行ってみたいなぁ。
250歳の誕生日は日本モーツァルト協会の例会に久しぶりに行って、フルートの友だちが出ているのを聴きました。

ご結婚23周年、おめでとうございます。やはりモーツァルトの誕生日に合わせたのでしょうね。
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コメント

こんにちわ。グルダのピアノ協奏曲は、何曲か録音がありますが、どれも素晴らしいですね。レコードは、いいですね。21番、アバド盤はCDでしか持ってないので、同じグルダのスワロフスキー盤はレコードで持っているので、これから、聴こうと思います。こっちの方は、装飾音などの即興性に富んだグルダです。賛否両論ありますが…。しかし、レコードは懐かしい記憶や音がよみがえりますねえ。このレコードもそうですが、ジャケットがいいですねえ。

おはようございます。
ご結婚23周年おめでとうございます。
モーツァルトの生誕記念日にも寄せて
グルダとアバドの組み合わせはイマイチだったらしいですね。
グルダが「レコード芸術」のインタビューで、次のような回想をしている。
「1974年の「20&21番」の録音の時のアバドは素晴らしかったが
翌年の「25&27番」では、イマイチ退屈になってしまった。」と。

御結婚23周年おめでとうございます。モーツァルトの252歳の誕生日でもありますね。

このLPのジャケットは懐かしいですね。第21番の第2楽章は、それまで映画音楽全集などには必ず登場してムード音楽的に耳にはしていましたが、本格的に聴いたのはこのLPでした。(A面の20番は男性的な緊張感のある名演ですね。)

その後、CD2枚組みでで25&27も収録されたものを求めましたが、こちらもグルダのピアノはオーセンティックな感じですが、興に乗っているのが感じられます。

元々弦楽四重奏曲を楽しむ予定でしたが、いい刺激をいただきピアノ協奏曲も聴きたくなり、今日聴きたい曲が増えて困りました(笑)。

モーツァルトの誕生日がご結婚の記念日ですか。
いや~、おめでとうございます。
この演奏、私はCDで聴いてます。いいですよね。
グルダは本当に冴えています。
たしか、彼はインタヴューで、アバドとやったもう一枚の方は「退屈」とか言ってましたね。そっちの方も聴いてみたいと思ってます。


こんにちは。
23回目の御結婚記念日、おめでとうございます。モーツァルトの誕生日と結婚記念日が同じ日なんて、とてもすばらしいですね。
我が家の結婚記念日は12月1日で、昨年22回目を迎えました。子供も大学3年の長男を筆頭に、2男1女の子宝に恵まれております。が、残念ながら音楽に関心のある子はいません。

さて、ピアノ協奏曲第21番の方ですが、「短くも美しく燃え」でとても有名な曲ですね。僕にとっては、モーツァルトのピアノ協奏曲の中で、最も印象的な曲です。
本日は同じアバドでもルドルフ・ゼルキン(P)/ロンドン交響楽団(カデンツァはゼルキン)で聴いています。ゼルキンの澄んだピアノの音色と、アバド率いるロンドン交響楽団の若々しいバックが、とても曲想にマッチしています。

結婚記念日おめでとうさん。モーツァルトの生誕日と一緒とは何とも象徴的ですな。

モーツァルトのピアノ協奏曲はどの曲もエエですな。一日がかりで9番から27番まで通しで(ペライア盤)聴いたこともあるが、さすがにしんどかった。

グルダは名演の最右翼で異論はないが、爺は女流の柔らかいモーツァルトが好きでな。イングリット・ヘブラー、アンネローゼ・シュミット、アリシア・デ・ラローチャ、マリア・ジョアン・ピレシュ、内田光子等々よう聴きましたな。

余計な話じゃが、1月下旬の生誕日は、25日がフルトヴェングラー、26日がデュ・プレ、28日がルービンシュタイン、29日がディーリアス、31日がシューベルトと大物がそろっておりますな。因みに27日はヴェルディの没日でもあります。

>ぱぐ 様
こんばんは。毎日寒いですね。コメントを有り難うございました。
ああ、僕も同感、ザルツブルクにウィーン、そしてプラハ・・・・・行ってみたいですね。いつか行ける日が来るのかなぁ・・・・と思いつつ、でも行きたいですね(^^)V
ピアノ協奏曲の第21番は、第2楽章の「短くも美しく燃え」の旋律から親しみました。懐かしい曲なんですが、休日にのんびり聴くのはエエもんです。

23年前の1月27日が、たまたま日曜日でありました。その日しか、式場が開いていなかったんです。虎ノ門パストラルというところでした。
モーツァルトの誕生日だったのは、全くの偶然です(^^ゞ 
当時はまだまだクラシック音楽より、ニューミュージックを聴いている若造でありました・・・・・。

>鞍馬天狗 様
こんばんは。いつもお世話になります。コメント感謝です。
なんと!鞍馬天狗さんは、ウィーンにザルツブルクにプラハ・・・・・エエですね。ホンマに羨ましいです。僕が結婚した1985年、新婚旅行は長崎・宮崎でした(^^ゞ
kitaraホール、良さそうですね。是非一度行ってみたいです。北海道は4年前の10月に出張で行ったきりなんですが、寒かったです。四国のポカポカ陽気から寒い北国へ行きましたので、日本は広いなと痛感しました。
お子さんが小さいと、楽しみが多いですね。我が家は長男が今春就職、末っ子三男坊が高校3年になります・・・・・オヤジと遊んでくれなくなりました・・・・(^^ゞ
で、グルダの演奏は大好きなんです。音楽を楽しんでいるところがイイですね。

>mikotomochi58 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
グルダのこの曲、スワロフスキー盤は聴いたことがないんです。世評高い演奏ですよね。グルダの装飾が沢山あって面白いとの評を読んだことがあります。いつか聴きたいなぁと思いつつ、今日まで来てしまいました。
是非、どこかで見つけたら買おうと思っています。

さて、LPレコードはエエですね。ジャケットの大きさ、今見ると、有り難みがあります。グルダも故人になってしまいました。月日が経つのは早いものだなと思います。

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。暖かいコメント、感謝です。
僕もその「レコ芸」のインタビュー記事、読みました。グルダ没後の特集だったでしょうか。僕はグルダが好きなので、その号だけは購入しました。
アバドとのモーツァルトは退屈だったんですね。25番と27番のLPも持っているんですが、「へぇ、そうなのか」と思いました。というのは、それまで、大変気に入っている愛聴盤だったんです。
なるほどなぁ・・・・・と思いつつ聴いているんですが、愛聴盤であることには変わりないです。アバドの指揮も見事ですし、ウィーン・フィルの音がまたゾクゾクするほど綺麗でした。グルダのピアノも相変わらず美しく、エエなぁと思います。

>望 岳人 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
結婚した日が、たまたまモーツァルトの誕生日でした。記憶しやすい日でありました(^^ゞ
さて、グルダのモーツァルトの協奏曲、僕も望さん同様、LPで持っているにもかかわらず、贅沢にも、CD2枚組で買い直して愛聴しております。
20番は、おっしゃるとおり、男性的な緊張感と、格調高い姿勢の名演と思います。
ジャケットを眺めながら聴いていると、LPを買うときに、レコード屋の箱から何度も取り出して、また入れ直して、それでも取り出して・・・決断して購入したことを思い出します。
昔は、LPレコード、高かったんです・・・・・・。

>親父りゅう 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
たまたま記念日が神童天才の誕生日でありました(^^ゞ
グルダのモーツァルト、大好きなんです。アーノンクールとの23番&26番も素晴らしい演奏でしたし、グルダが「退屈」というアバドとの25番&27番も僕は大好きです。
LP時代からの愛聴盤です。冴えた演奏を聴かせてくれます。

こんばんは。
mozart1889さまの23回目の結婚記念日、おめでとうございます。今後ともご夫妻が末永くお幸せに!!

昨日に続いて寒い中を外出していましたが、今しがた帰ってきて、ようやく家で落ち着いたところです。
今日のこのモーツァルトのピアノ協奏曲第21番は、私も全く同じLPを持っています。第20番と両方を久しぶりに聴いて、懐かしさが込み上げてきましたね。
昨年の今頃は、プレーヤーが壊れていてLPを聴けない状態でもCDがあるからいいと思ってました。今はこのブログに触発され、昨年夏にプレーヤを購入したことから、昔集めたLPを聴けるようになり、有り難いことと感謝してます。
聴く前の手順の煩雑さやレコード針を盤に置く時の緊張、聴いてからのパチパチというノイズ音など、欠点と思われていたことが今では音楽を真剣に聴くための大切なプロセスなのかもしれないなと思ったりしています。

>ヤマちゃん 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
ヤマちゃんさんは、女の子もおいでるんですか。エエですね。我が家は男ばかり、殺伐とした家庭になりよります(^^ゞ。もっとも、上二人の男の子は大阪で下宿ですので、随分静かに寂しくなりました・・・・・・。
さて、ゼルキン/アバドのモーツァルト、これもイイですね。名演盤と思います。カデンツァも良かったですね。大好きな20番~27番をそろえました。ちょうどモーツァルト没後200年の時に、DGから記念版が沢山出まして、ピアノ協奏曲はこのコンビだったと思います。それで購入しました。
懐かしいです。もう、17年前になりました・・・・・・・。

>峠茶屋の爺 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。いつも感謝しております。
モーツァルトの誕生日は、僕のことは置いておきまして、ヴェルディの没日でもあったんですね。知りませんでした。1月下旬は音楽家の大物の生誕日が多いんですね。有り難うございました。
女流のモーツァルト、エエですね。内田光子にアンネローゼ・シュミット、ラローチャ・・・・素晴らしいですね。愛聴盤です。
ピレシュのは聴いたことがないんですが、これは一度聴いてみたいと思います。

ペライアも好きなんです。その昔、CD初期の頃、初めてのCDによるモーツァルト・ピアノ協奏曲全集は、ペライア盤でした。廉価盤価格だったので(それでも高価でした)、購入して愛聴してきました。懐かしいです。
1日で聴くのは、疲れそうですが。でも、ペライアの演奏は素晴らしいです。

>ひろはや 様
こんばんは。いつもお世話になります。コメント感謝です。
ホンマに毎日寒いですね。

さて、ひろはやさん、レコード・プレーヤーを買われたんですね。昔のLPを沢山持っていて、聴けなくなってしまうのも残念ですものね。あると便利です。
僕のプレーヤーは購入して25年以上になりましたが、今も元気に回ってくれます。KENWOODになる前の、TRIOブランドのものなんですが、日本製品は優秀です。そうそう故障しませんもの。
今や、LPを聴くのは、全くの趣味の世界ですね。ターンテーブルに載せる前のクリーニングの儀式、そしてA面とB面をひっくり返す手間・・・・・面倒くさいと思いつつ、これぞ趣味だわいと、時々ニンマリしています・・・・。
LPで聴くモーツァルトの協奏曲は、暖かいです。心がほんのりと温まります。ノイズは盛大ですが・・・・・(^^ゞ

こんばんは。

ご結婚23周年、おめでとうございます。

何年経っても仲睦まじくやっていけるのはとても幸せなことですね。

私はまだ結婚してから3年経過しておりません。
まだまだ未熟者です。

うまくやっていく秘訣があれば今度教えてくださいね。


こんばんは。

結婚23年、おめでとうございます。
私たちも今年の6月で確か・・・、何十年ですか!!

最近は、休日にも関わらず音楽を聴かずパチンコで知った『エヴァ』を見てます。なんとうちの奥様が『LD』全巻持ってました。奥様の部屋は、・・・『怖い』です。

グルダのピアノ好きです。たしか全てベーゼンドルファー・・・だったかと。

>ニョッキ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。恐縮です。
カミさんとは大学生の頃からのつきあいですので、もう、何も遠慮することがありません。結婚した当初から、僕は平気で妻の前でオナラができる・・・・・(汚い話でスミマセン)・・という関係でした。
表面は亭主関白、実はカミさんの言いなり・・・・・という関係が良いんじゃないかと思われます。
ということで、グルダのモーツァルトは、エエです。
この人のピアノは、ワクワクする場面が多いです。

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。恐縮です。
奥様、エヴァ・ファンでしたか。LDを全巻お持ちとか。
あれ、僕もパチンコから入って、後輩からDVDを借りたんですが、いやはや、このトシで一時はまりました。「瞬間、心重ねて」や「決戦、第3新東京市」とか、マトリエル登場の昇格演出とか・・・・・意味が分かるようになると、さらに、今度はCR新世紀エヴァ・ファンに嵌りました。やれやれであります。
で、やはり最強は次回予告「男の戦い」ですね。シンジは強いです(笑)

先日、空き席に座って、1発目のチャッカー入賞で、次回予告が来まして、その画面にカヲルが!「最後のシ者」でした・・・・・・!何とそこから暴走含む21回。
自分が怖くなりました。

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