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モーツァルトのクラリネット五重奏曲 K.581 エドゥアルド・ブルンナー(Cl)・ハーゲンSQ

寒の週末。のんびりしようと思います。

さて、今日はモーツァルトのクラリネット五重奏曲 イ長調 K.581。
エドゥアルド・ブルンナーのクラリネット独奏、ハーゲン弦楽四重奏団の演奏。
1987年6月、ケルンでの録音。DG盤。
モーツァルト没後200年の企画シリーズ物からの1枚で、カップリングがハーゲンSQらによる弦楽五重奏曲K.516。

ハーゲンSQの若々しく爽快な演奏をバックに、ブルンナーのクラリネットがふくよかな響きで、しみじみとした歌を紡ぎ出す。非常に美しい演奏。

第1楽章アレグロは覇気に満ちた演奏。
生き生きと弾む演奏で、ヴァイオリンなど飛び跳ねているような軽やかさ。ブルンナーのクラリネットは豊かに旋律を歌って心地よい。

第2楽章は心洗われるラルゲット。この曲の白眉。
モーツァルトの諦観が聞こえてきそうな曲なのだが、ハーゲンSQらの演奏は彼岸の歌にせず、現世此岸の音楽にしている。爽やかな風が、リスニング・ルームを柔らかく吹き抜けてゆくような心地よさ。クラリネットは涙を流したり、微笑んだり、千変万化の美しさ。ああ、これぞモーツァルト。様々な表情が、音楽の進行とともに刻一刻と変化してゆく。その風情がたまらない。涙の中の微笑み、笑顔の奥の哀しみ、万華鏡のように変化し、季節や風のように移ろいゆくクラリネット。これこそ、モーツァルトの世界と思う。

第3楽章は軽やかなメヌエットだが、ここでも涙と微笑みが錯綜する。
伸びやかなクラリネットの歌がイイ。ハーゲンSQも巧いが、少し硬質な感じもする。もう少しゆったりと柔和な雰囲気があってもいいかな。

ラストは心弾むフィナーレ。ハーゲンSQの演奏はシャープに切れ込んでゆく。深く抉ってくるところもあって面白い。アンサンブルは緊密。引き締まった筋肉質の演奏と云うべきかな。スカッとする気持ちよい演奏。

録音は上々。
もう少しふっくらとした音が欲しい気もします。
ハーゲンSQの演奏同様、クールでシャープな響きが特徴と思いました。
定位は抜群によいので臨場感たっぷりであります。


今週、アクセス数が激動しました。妙に増えたこともありました。
多いとき4500。あれ、何なんでしょ?
アダルト系のコメントがいくつか続きましたので、その関係かな?


AUTHOR: 猫よしお DATE: 01/26/2008 09:07:08 おはようございます。
モーツァルトのクラリネット五重奏曲。いい曲ですね。
クラリネットと弦楽四重奏の絡み合い、溶け込み合いの
絶妙なバランス具合の心地よさ。最高ですね。
モーツァルトの室内楽は聴いていると安心します。
心が落ち着きますね。
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コメント

おはようございます。
松山は今朝も相変わらずの寒さです。

モーツァルトのクラリネット五重奏曲は、休日にのんびり聴くのに適した穏やかな曲ですね。
僕が聴いているのはジェルヴァーズ・ド・ペイエのクラリネット独奏にアマデウス四重奏団の演奏によるものです。ゆったりまろやかなクラリネットにヴァイオリンなどの弦が絶妙にからみあって、様々な表情を見せてくれます。

他にはウィーン室内合奏団(クラリネットはアルフレート・プリンツ)の1979年盤があります。こちらはアマデウス盤に比べて、クラリネットと弦がバランス良く溶け合った印象の演奏です。

こんばんは。
昼間出掛けていて、ようやく落ち着いてこのモーツァルトの「クラリネット五重奏曲」を聴いております。至福の時を感じます。
私が今聴いているのは、カール・ライスター(Cl.)/ウィーンSQ.のCD(1981年カメラータ・トウキョウ)で、ブラームスの「クラリネット五重奏曲」がカップリングされているものです。あとは、ウラッハ(Cl.)/ウィーン・コンツェルトハウスSQ.のCD(1951年ウェストミンスター復刻盤)も聴くつもりです。
外が本当に寒いというのに、我が家でこの曲を聴く心身ともどもの暖かさを感じております。

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。
モーツァルトとブラームスのクラリネット五重奏曲は傑作ですね。ブラームスは秋の日に、特に晩秋、モーツァルトは昼下がりに、聴きたくなります。
クラリネットの響きが特にイイですね。愛らしくまた哀愁もあって、味わい深い名品と思います。

>鞍馬天狗 様
こんばんは。コメント感謝です。
クラリネット五重奏曲、鞍馬天狗さんはいろいろお持ちなんですね。僕はこの演奏の他には、プリンツとライスター、それにシュミードルなどを聴いています。ウラッハは一度聴いておかなくちゃと思っているんですが・・・。
そして、なるほどヴィオラが重要ですか。弦楽五重奏曲はヴィオラ二挺使いですね。協奏交響曲も素晴らしい作品と思います。特に第2楽章の悲愴感は品格さえ漂う名品と思います。
さすがヴィオラ弾きの鞍馬天狗さんですね(^.^)
有り難うございました。

>ぱぐ 様
こんばんは。お寒うございます。東村山も寒いことでしょう。立春まではどうも寒そうですね。
丸谷才一の好きな曲だったんですか。懐かしい名前です。「文章読本」や「たった一人の反乱」、「裏声で歌へ君が代」あたり、懐かしいですね。

ああ、僕もぱぐさんと同じです。楽器出来れば良かったなぁと思います。クラリネットが吹けたらエエですね。オーボエなんかも、ふければ気持ちいいでしょうね・・・・・。

>ヤマちゃん 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
松山も寒いですか。僕は明日松山です。三男坊の合唱アンサンブル・コンテストを聴きに行きます。防寒仕度で行きましょう(^^)V

モーツァルトのクラリネット五重奏曲は、休日の昼下がりにエエですね。ヤマちゃんさんのは、ド・ペイエとアマデウスSQの演奏ですか。僕も持っていたように思うんですが、見つかりません(^^ゞ
アマデウスSQの弦楽四重奏曲は、気に入っています。イイ演奏でした。

プリンツのソロが聴けるDENON盤、僕も愛聴しています。

>ひろはや 様
こんばんは。いつもお世話になります。毎日寒いですね。
カール・ライスターとウィーンSQの演奏は未聴です。カメラータ・トウキョウ盤だったんですね。ブラームスとのカップリングなら、これは一度聴いてみたいと思っています。
ウラッハも世評高く人気も高いですね。ウェストミンスター盤ですか。これも是非聴いてみたいと覆います。
有り難うございました。

こんばんは。
寒い日が続きますね。
風邪などひいていませんか。インフルエンザにも注意下さい。

この曲好きな人多いですね。
長調なのに明るい部分とほの暗い部分とが行き来したり、
たったの音一つで背景が変わったりと素晴らしいと思います。

欧州勢ももちろん良いですが、
ボストンで長らく首席だったH.ライトのモーツァルトも良いですよ。
伴奏はボスチャップスです。

こんにちは。
 モーツァルトのクラリネット5重奏曲、ある意味では怖い曲ですね。
 モーツァルトの室内楽を聴く場合、この曲、確かに好きな曲ですし、聴きたいのですが、迂闊に聴くと何処かエアポケットに落ちそうなところがあって。なので、実は、弦楽四重奏、例えばハイドン・セットの各曲なんかを選んで聴いていたりします。

 この、ブルンナーの録音は聴いたことがありませんが、ハーゲンSQはモーツァルトはじめ録音が沢山ありますね。現代的なあっさり感がいまいち、という向きもあるようですが、私は意外と好きかも知れません。


>hsm 様
おはようございます。寒中お見舞い申し上げます。
ホンマ、毎日寒いですね。職場でもインフルエンザが出ているので、気をつけなくちゃと思っています。

さて、モーツァルトのクラリネット五重奏曲、エエ曲ですね。日本人的な無常観さえ漂う名曲と思います。

で、hsmさんの挙げられた、ハロルド・ライトとボストン・チェンバー・オーケストラ(ボスチャップスって省略するんですね。カッコエエですね^^)の演奏、僕も大好きです。全く上品、典雅な演奏でした。
同好の方がいらしてくれて、僕は嬉しいです。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/41717/2622950#2622950

>Verdi 様
おはようございます。いつもお世話になります。毎日ホンマに寒いです。
トシのせいか、このごろ、暑さと寒さに弱くなったような気がします。いやはやであります。
ハーゲンSQの演奏、あまり持っていないのですが、この演奏は良いなぁと思いました。なるほど「現代的なあっさり感がいまいち、という向きもあるる」とのこと、聴いていて、そんな気がしておりました。
僕は室内楽をあまり聴かないので、クヮルテットのこともよく分からないのですが・・・。

モーツァルトのクラリネット五重奏曲は、独特の曲ですね。「コワイ」感じもします。ああ、Verdiさんも同じような感覚でしたか。
良かった、良かった。僕もそんな感じを受けているんです。

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