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ストラヴィンスキーのバレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版) アバド/ロンドン響

今日はストラヴィンスキーです。

バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)
クラウディオ・アバド指揮ロンドン交響楽団の演奏。ピアノはレスリー・ハワード。
1980年9月、ロンドンでのデジタル録音。DG盤のLP。

久しぶりに取り出した1枚。DGのデジタル録音初期の頃のLP。この時代は、まだまだデジタル録音が目新しいものだった。この後間もなくCD発売、そしてあっという間にLPを駆逐してゆく。

アバドのスマートで理性的な指揮によって、「ペトルーシュカ」がクールな輝きを伴って眼前に展開する。
響きがたいそうクリアで新鮮。清々しく爽やかなオーケストラが広がってゆく感じ。
モコモコとせず、スッキリとして見通しの良い音楽をアバドは求め、ロンドン響が大変機能的に、俊敏に、反応してゆく。見事な演奏と思う。

打楽器が各種登場して、鮮烈な効果を上げてゆく。アバドはその処理が巧く、もたれずに、鮮やかに叩かせる。
金管・木管はとても色彩的。各楽器を適確にちりばめ、一体化した響きをつくり出すのは、アバドにとっては朝飯前かな。「これぞワシの本領」と云わんばかりに、鮮烈な演奏になっている。

「ロシアの踊り」など実にカラフル。キラキラと輝く原色系のオーケストレーションなのだが、どぎつくなりすぎないのが、アバドの品格。決して下卑たりしないのは、やはり、この人、イタリアのエエとこで生まれ育ったせいかしらん。

ラスト「第4景」も素晴らしい出来。オケが一位となって進んでゆくのだが、仕上げが非常にスッキリとしてスタイリッシュ。
エキゾチックなバレエ音楽であるにもかかわらず、知性的な響きさえ出てくる。アバド会心の演奏と思う。

録音も上々であります。
LPらしくホンワカしたところもあるんですが、全体的には演奏同様、クールな感じ。スッキリ、ライト・ブルー系の音と云えそうです。

この時期のアバドの充実を思い出させる懐かしい1枚でありました。
この後、アバドは上昇を続け、ウィーンからベルリンまで手中に収めてゆくわけなんですが、そんなことを想いながら聴いていると、「やっぱりアバドは凄かったんやなぁ・・・」と思ったことでした。


四国は大雪でありました。月曜日は道路が大渋滞。チェーンを持っていない車が多く、日曜の晩に動きが取れずにそのまま乗り捨ててあったり、側溝に片側が落ち込んでいたりで、渋滞を引き起こしておりました。ただでさえ、ノロノロ運転。いや全く南国は雪には弱いものです。
僕は自動車通勤をやめて、自転車・電車・徒歩で職場まで。特に新居浜駅から長靴で50分歩きました。駅にタクシーなど、いやしない。
日頃、ジョギングとウォーキングを楽しんでいる脚力が、ひょんなことで生きました(^^)V



AUTHOR: narkejp EMAIL: narkejp@netscape.net URL: http://blog.goo.ne.jp/narkejp/ DATE: 01/22/2008 06:59:51 四国の大雪のおかげで、通勤ごくろうさまです(^_^)/
>日頃、ジョギングとウォーキングを楽しんでいる脚力
見事に生きましたね(^o^)/
アバドの指揮、わりと好きです。「ペトルーシュカ」は、昔々の廉価盤LPのストコフスキ盤が初体験でした。
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コメント

おはようございます。
アバドのストラヴィンスキー「ぺトルーシュカ」。
いかにもアバドらしい見通しの良い演奏ですね。
イタリア人の気質でしょうか。
アバドは、やはりこのロンドン響やウィーン・フィルが合いますね。
今思えば、ベルリン・フィルとは不似合いだったのかも知れません・・・。
「ぺトルーシュカ」としては
クレンペラー/ニューフィルハーモニア管の名演盤があります。
余談ですが
同じ、アバド/ロンドン響のラヴェル「ボレロ」の録音で
感極まった楽員たちが歓声をあげてしまったらしいです。
それを収録した盤は未聴なので是非とも聴いてみたいですね。

若かりし頃のアバドのストラヴィンスキーは良かったですね。 さらに鮮烈なハルサイと共にLPでよく聴きました。 最近、DGから同時期のデュトワ/LSOのペトルーシュカ(私にとってはペトルーシュカ初体験)も再発されたのも懐かしいです。 デュトワといえばモントリオールでしょうが、LSOとの録音も中々のものだと思います。 あのころはストラヴィンスキーがブームでレコードアカデミーの管弦楽部門は毎年ストラヴィンスキーといった感じでした。 あと、長らく廃盤ですがレヴァイン/CSO (RCA盤)のペトルーシュカが再発されませんかね。 レヴァインが最もイキの良い時の録音で、CSOの圧倒的なパワーも相まってすばらしい快演だと思います。

こんばんは。
松山は日曜日から冷たい雨です。雪は降ってません。
東予地方は交通がマヒして、大変でしたね。僕の職場でも、新居浜から自動車通勤の同僚が居て、月曜日は無念の?休暇でした。(今日は来てました。)

ところで、ストラヴィンスキーのペトルーシュカはあまり聴き込んでいません。が、CDラックを覗くとエルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管とロリン・マゼール/VPO盤の2種が仲良く並んでました。
せっかくの出会いなので、これから聴いてみようと思います。

こんばんは。
ペトルーシュカは大好きな曲なので、これまでたくさん聴いてきました。
バーンスタイン、ブーレーズの新旧盤、ディヴィス、ハイティンク/LPO、MTT、ドホナーニ、モントゥー/BSOなど。
一番印象深いのはバーンスタイン/NPO(CBS)です。
なぜかというと、ジャケットデザインが抜群だったから(笑)

アバドはこれまであまり熱心には聴いてこなかったので、ストラヴィンスキーは未聴です。
そういえば、行きつけの中古レコード店に「プルチネルラ」全曲のLPがありました。
買ってみようかしらん。

>narkejp 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
雪国のnarkejpさんの前では、全く恥ずかしいばかりの四国の住人です。
南国は雪に弱いです。これほどの大雪は17年ぶりらしいのです。道路は渋滞、もう歩くしかありませんでした。チェーン、僕も持っていないんです・・・・・(^^ゞ。
アバドのストラヴィンスキーは、僕がクラシック音楽を聴き始めたときには世評絶賛だったんです。懐かしい演奏です。

>鞍馬天狗 様
こんばんは。コメント感謝です。
日頃よく歩いたり走ったりしておりますと、いざというとき苦になりませんでした。さあ、この大雪が溶けたらまた早朝ジョギングを再開したいと思います。
さて、アバドの演奏、エエですね。僕はロンドン響やシカゴ響と盛んにレコーディングしている時代のアバドをよく聴きました。ちょうどクラシック音楽を聴き始めた頃でした。その頃、ハイティンク/ACOやバウムガルトナー/ルツェルン祝祭合奏団は、廉価盤で求めやすかったこともあって、よく聴いたものでした。懐かしい思い出です。そうそう、DECCA(日本ではキング~ロンドン・レコード)のショルティやアシュケナージも、廉価盤LPでよく購入したものでした。僕の原点でしょうか・・・・・。
同好の方がいらしてくれて、僕は嬉しいです(^^)V

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。
アバドはロンドンやシカゴで活躍していた時代が好きでした。溌剌として、フレッシュな、それでいて一面知的なところがあって、良かったなぁと今も思います。
クレンペラーのストラヴィンスキーは残念ながら聴いたことがありません。
アバド/LSOの「ボレロ」は面白かったですね。ラストの歓声が入ったテイクをよく発売したものだなぁと思います。僕はDGのDUOシリーズ、2枚組廉価盤の輸入盤で聴いております。録音状態もエエです。

>タカ 様
こんばんは。コメント感謝です。
1970年代後半は、ストラヴィンスキーのブーム、就中、「春の祭典」がブームでしたね。レコード・アカデミー賞も「ハルサイ」が多かったですよね。
アバド、C・デイヴィス、ドラティ、小澤征爾、マゼール、フェドセーエフ、デュトワ・・・・。エドゥアルド・マータ/ダラス響なんてのもありました。

デュトワはモントリオール響のしか聴いたことがないんです。LSOとも録音していたんですね。知りませんでした。今度是非聴いてみたいと思います。それにレヴァイン/CSOのも。これも知りませんでした。
有り難うございました。

>ヤマちゃん 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
東予は大雪でした。南予や中予はあまり降らなかったそうですね。西条での大雪は17年ぶりだそうです。我が家では15センチくらい積もりました。瀬戸内海に近いところなんですが、今度ばかりはよく降りました。参りました(^^ゞ
さて、アンセルメ盤にマゼール/VPO盤、どちらも聴いたことがありません。名前だけは知っているんですが・・・・・。
マゼールとVPOの組み合わせは面白い演奏が多いんです。これは是非聴いてみたいところですね。

>Summy 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
さすがSummyさん、名盤の条件はジャケットですね(^.^)。
バーンスタイン盤は未聴です。「春の祭典」のジャケットは見事だったんですが、さて、「ペトルーシュカ」は見たことないです。
ストラヴィンスキーの三部作、僕はアバド、C・デイヴィス、ドラティを愛聴しています。LP時代からの愛聴盤です。そしてデュトワにメータあたりも好きです。

Summyさんの挙げられたMTTやドホナーニのアメリカ勢を聴いてみたですね。

バーンスタインの「ペトルーシュカ」、ジャケット写真は「LPジャケットギャラリー」に載せてあります。
URLに貼っておきますね。
ダブルジャケットの表裏を目一杯使って、それも方向を回転させてます。
この迫力は到底CDでは表現し切れません。

>Summy 様
おはようございます。画像のURL、有り難うございました。
いや、これはカッコイイですね。LPのサイズで見たら、迫力十分でしょうね。そういえば、昔、LP全盛期にその片面はレコード屋で取り出したときに(結局買わなかったんですが)、見た覚えがあります。
Summyさん、有り難うございました。
さすが、WEB美術館マスターですね(^^)V

おはようございます。
誰も指摘が無かった様なので、ご存知かも知れませんが、昨日言いかけた版の情報を少しだけ。
この録音はLP時代から、ずっと1911年盤と表示され続けていますが、実際は3管編成の1947年版に、4管編成の1910-11年版をパッチワークの様に埋め込んで、アバド独自の版にしたもので演奏しており、中々奥が深く興味が尽きません。LP初出の時に、この事を漠然と指摘していたのは、私の知る限り「レコ芸」での藤田由之氏の批評だけだったと思います。
「モツレク」もそうなんですが、アバドは時々こういう事をやって、インタビューなんかでその事を尋ねると、しらばっくれて皆を煙に巻く事が有りますね。「ベト9」終結部のピッコロの件もそうですが、意外に一筋縄ではいかない指揮者だと思います。

>鞍馬天狗 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
なるほど、この演奏には版の問題があったんですか。僕は楽譜を読まないので、聴いていてもその区別がよく分からないのですが、折衷的なスコアなんですね。
さすが鞍馬天狗さん、楽器をされるので、よくご存じなんですね。
「レコ芸」の管弦楽の評者、藤田由之さんは、月評子とししては、随分長くなりましたね。今も現役ですよね。
「合唱」のピッコロのことも、どこかで読んだことがあるんですが、演奏そのものは聴いたことがありません。一度、そのスタンドプレー(ですか?)を聴いてみたいと思います。

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