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ドビュッシーの交響詩「海」 ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管

休日はのんびりとLPレコードを取り出しては、ゴソゴソ聴いておりました。
あ、そういえば今日もエントリーはフランス音楽になってしまいました。

ドビュッシーの交響詩「海」。
ベルナルト・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏。
1976年1月、コンセルトヘボウでの録音。蘭フィリップス輸入盤LP3枚組のボックス。

ハイティンク/ACOによるフランス音楽。ラヴェルも良かったが、ドビュッシーの方が更にその上を行く名演と思われる。

まずは「海の夜明けから真昼まで」。
アムステルダム・コンセルトヘボウ管の音が素晴らしい。響きや音色は少しずつ微妙に変化してゆく。何とも美しく、時に詩的な感じさえする。ややくすんだ色調の音で、キラキラする派手さはないのだが、ドビュッシーが意識しただろう繊細な音色を、ハイティンクは誠実に描き出そうとする。その色彩は極彩色のものではなく、淡い色遣いの水彩画、パステル画のような感じ。筆のタッチもデリケートそのもの。しかし、いや、だからというべきか、音楽から無限のイメージが誘われる。
ことに弦楽セクションの響きはまこと繊細で微妙。ニュアンスに富んでいる。木管は質朴な音を出したり、時に濡れたような色っぽさを醸し出したりで、これも多彩な響き。金管はしっとりと落ち着いている。高音がキャンつかないのがイイ。
ああ、コンセルトヘボウ管。つくづくエエ音やなぁ。

2曲目は「波の戯れ」。
ここでもコンセルトヘボウ管の巧さが際だつ。一人ひとりがうまいだけでなく、アンサンブルがとても良いので、響きがスッキリしている。もたれない。少し霞がかかったような感じで、柔らかく、暖かい響きで心落ち着く音になっている。

「風と海との対話」。
徐々にスケールが大きくなって、聴いていると想像が膨らんで、大海原を彷彿とさせる演奏。ハイティンクの指揮は誠実にして成熟した感じ。無理せず、オーケストラの美質を信頼して、穏やかなドビュッシーを描き出す。決して鋭くはないのだが、繊細に、そして淡く上品なドビュッシーにしている。素晴らしい演奏と思う。

録音は極上です。
アナログ全盛期で、フィリップスらしい名録音であります。
コンセルトヘボウ・ホールの、自然で繊細な響きに品の良い残響。そして独特のACOのサウンド。音場は広大で、奥行きも十分。
録音から30年経過しても、いっこうに古びない優秀録音と思います。
CDも良い音ですが、LPの方が柔らかさと豊麗さがあって、上かなとも思います。


さて、今日は雨模様、ひょっとしたら雪が降るかもしれないとの予報です。
早朝更新しつつ、今、ジョギングに出ようかどうか思案中であります。まぁ、こういう日は無理をしない・・・・というのが加齢生活の鉄則ですかね?
で、午前中に光ファイバーの工事があります。
いよいよ、我が家でもADSLから「光」になります。四国の草深い田舎にも「光」が届きます。さてさて、結果や如何。



AUTHOR: 猫よしお DATE: 01/20/2008 07:46:27 おはようございます。
いつもお世話になります。
ハイティンクのドビュッシー。いいですね。
ハイティンクのレパートリーの広さと安定感には
いつも感心させられます。
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コメント

おはようございます。鞍馬山から送信します。
ご紹介の盤は、ハイティンクの資質にドビュッシーはよく合っており、同曲の名盤のひとつと思います。
ところで、ハイティンクは、今年シカゴSOと(マーラー/交響曲第6番)、(「英雄の生涯」他)のプログラムで来日するんですが、プラチナ席で45,000円、最も安いD席でも16,000円もするんですよ。ちょっと招聘元はクラシックファンの足元を見過ぎですね。少なくとも私には手が出ません。
この指揮者は、セッション録音とライブに姿勢の差を付けないポリシィを持っていると思いますので、ライブだったら・・・などと気にせず、全幅の信頼を持って録音に身を浸す事が出来ます。
鞍馬山でハイティンクを聴ける幸せ・・・。CDっていいものですね(^^♪

追伸 LPの音はもっと良かったですね。私はご紹介の録音のLPは手放してしまい、現在持っているのはCDなので、mozart1889さんが羨ましいです。

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。
ハイティンクのドビュッシーは、落ち着いた渋い音でじっくり聴かせてくれます。コンセルトヘボウ管の音が何より素晴らしいですし、フィリップスの録音がまたエエんです。
これは、世評のことは知らないんですが、私的な名盤と思っています。
愛聴盤なんです・・・・・。

今晩は、関東地方も今夜から雪のようです。都心の交通網は雪に弱いので、どうなることやら。
マルティノン(EMI)やミュンシュ(コンサートホール・ソサエティ)よりも
ハイティンクのほうが、ドビュッシーに関しては好みです。好録音ということもあるのですが。夜想曲も同様です。

>ひろはや 様
こんばんは。いつもお世話になります。感謝です。
ハイティンクのドビュッシーは、録音状態も良く、大変美しい演奏と思います。コンセルトヘボウ管の音が抜群ですね。
録音は1976年12月20、21日の2日間のテイクのようです。
僕のミスタイプです。訂正させていただきます。有り難うございました。

さて、光は無事開通し、速くなりました。今までがADSLで5Mbpsくらいだったんですが、20Mくらい出るようになりました。ただ、めちゃくちゃ速くなったような気はしないです。ADSLがそこそこ速かったんでしょう。
ISDNやパソコン通信のモデム時代を思えば、贅沢な話ですよね。

>鞍馬天狗 様
こんばんは。コメント感謝です。
鞍馬山は雪はいかがでしょう?四国は大雪、伊予西条は久しぶりの積雪です。
さて、ハイティンクのドビュッシーは密かな愛聴盤でして、LP3枚組の音が素晴らしく、アナログの良さを満喫しております。コンセルトヘボウ管の音がホンマにエエですね。
それにしても、実演は高価ですね。手が出ません。D席で16,000円はふっかけすぎじゃないですか・・・・・(^^ゞ
とても手が出ません。
その点、ホンマにCDは有り難いですね。
雪を眺めながら、うんうんと、鞍馬天狗さんに相槌を打っております。

>ドレドレ 様
こんばんは。お寒うございます。四国は大雪です。久しぶりの積雪です。明日どうしようかと思っています。チェーンなど、僕は持っていないんです。
関東・武蔵野も大雪になるかもしれませんね。お気をつけ下さい。
ハイティンクのドビュッシーはエエですね。マルティノンやミュンシュ、デュトワなども聴くんですが、ややくすんだ感じのコンセルトヘボウ管の音が好きで、ハイティンク盤をよく取り出します。
夜想曲・・・・・・これにも、針を落としてみますね。
有り難うございました。

>Summy 様
いつもお世話になります。コメントの返信順が遅くなってスミマセン。
ハイティンクのドビュッシー。LP盤の音の良さ、素晴らしいですね。フィリップスの輸入盤3枚組なんです。これを聴くと、フィリップスのアナログ録音の凄さが分かります。「映像」も素晴らしい音でしたね。

光になりまして、少し速くなりました。ADSL今までが5Mbpsくらいだったんですが、20Mくらい出ます。
スゴイ時代になりましたね。モデムを使って、ピーピー・ガーガーと電話線で接続していた時代が懐かしいです・・・・・。

オペラじゃ若い世代もしっかりフォローしておるのに、管弦楽の世界は古い時代のままじゃと自嘲気味。なにせ『海』はアンセルメ/スイス・ロマンド管、『幻想交響曲』はミュンシュ/ボストン響が愛聴盤ですからのう。

40年近く前に聴いた山田一雄の熱い『幻想交響曲』実演の記憶までがおまけに蘇ってきましたぞ。ギクシャクした運棒じゃが、我を忘れたような陶酔振りに聴き手までが熱く陶酔してしまう指揮者じゃった。好きでしたな。

ところでハイティンクのレパートリーは実に広く、何を振っても評価が高いのですな。かつてはそれほど高い評価でもなかったのに、いつの間にか巨匠になりましたな。演奏もエエが、派手なことをしない実直で誠実な人柄が何よりエエですな。コヴェント・ガーデンでもらったサインと一緒に写してもろた写真は大事にしますわ。

>峠茶屋の爺 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
コヴェント・ガーデンでもらったサインと写真・・・・というのがエエですね。羨ましいです。僕もいちどイギリスに行ってみたいものと思います。今は、仕事が忙しいのでとても無理なんですが、いつかはヨーロッパ、行ってみたい(聴いてみたい)と思うんです。
アンセルメの「海」にミュンシュ/ボストン響の幻想交響曲、いずれも往年の名盤ですね。我が家にもLPがあります。
時々取り出しては懐かしんでいます。アンセルメなど、エエですね。

山田一雄の実演、全く経験がないんです。熱演の人だったんですね。

ハイティンクのドビュッシー、皆様の意見に同感です。 好きです。
ACOのどことなくウエットな感じの音色が最高です。 私は「映像」と「神聖な舞曲と世俗な舞曲」が入った1枚が気に入っていますが、発売当時、あの宇野さんが「セピア色の音がどこまでも広がっていく云々・・・・、」とレコ芸で推薦盤にしていました。 宇野さんの評論は玉石混交ですが、この表現はピッタリだと思います。

>タカ 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
僕が持っているハイティンクのドビュッシーはLPの3枚組なんですが。どうも、ハイティンクの録音はこれで全部のようです。どれも実にイイ演奏と思います。
宇野功芳の云う「セピア色の・・・・・」というのは出色ですね。まさにその通りと思います。

>休日はのんびりとLPレコード
レコードって癒されますよね。。。
mozart1889さんと言えば、ジョギング。
私も、寒いけれどときどきウオーキングに行っています。
帰りはぽかぽかで、とても気持ちが良いです!

>おさかな♪ 様
こんばんは。遙か欧州の地、ベルリンからのコメントを有り難うございました。ヴァイオリン、頑張って下さいね(^^)V

ドイツは寒いでしょう?ジョギングやウォーキングには、寒いのはいいんですが、初めのうちはチト辛いですね。頑張って下さい。
今日本も大変寒いです。暖地の四国も非常な冷え込み。大雪でした。

さて、LPは音がyわらかく、(モヤモヤしたところもありますが)、とても聴きやすく癒されます。

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