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R・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」 ショルティ/ウィーン・フィル

当地、四国・伊予西条では成人式が行われました。
若者の明るく溌剌とした姿は、いつ見ても気持ちいいもんです。今年は少し人数が減った感じがするのは少子化の影響でしょう。都会との格差が拡大する地方、田舎の町を支える大人になって欲しいもんです。

晩はN響アワー。ライナー・キュッヒルがプフィッツナーのヴァイオリン協奏曲を弾いておりました。初めて聴く曲、難しそうでしたなぁ・・・・でも、さすがキュッヒル、軽やかに弾きこなしておりました。

そやそや、今日はキュッヒルを聴こう!

そこで取り出したのは。
R・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」。
ゲオルグ・ショルティ指揮ウィーン・フィルの演奏。
ヴァイオリン独奏はライナー・キュッヒル。
1977年3月・1978年3月、ウィーンのソフィエンザールでの録音。DECCA輸入盤のLP。

R・シュトラウスの「英雄の生涯」は親しみやすいオーケストラ曲。
標題付きで音楽の進行が分かりやすいし、R・シュトラウスの手練手管によって見事に音のドラマになっているし、何より、オーケストラが実によく鳴る。
オーディオ的な快感もある。
金管、木管、そして弦楽セクション、それぞれの持ち味が存分に発揮されてゆく。
僕はド素人で勝手に想像するのだが、オーケストラ・プレーヤーは、この曲を弾いて(吹いて)いて、とても楽しいんじゃないかなかろうか。

クラシック音楽を聴き始めた頃から、だからこの曲は分かりやすく、今大好きな曲であります。

さて演奏。

ショルティらしいインテンポ。性急な感じもあるのだが、ウィーン・フィルの柔らかく鮮やかな響きが、それを包み込むような暖かさ。ショルティの鋭角的な踏み込みをやさしく包んで、角が少し丸みを帯びた感じの演奏になっている。
シカゴ響だったら、ショルティの(軍曹のような)命令を忠実に守って、もっとシャープな演奏になっていたかもしれないな・・・。ウィーン・フィルの演奏は、エッジを立てないのがイイ。

そして、ヴァイオリン独奏はライナー・キュッヒル。とても優美で、かつ軽快。そして巧い。音色も素晴らしい。快感。
個性を声高に主張するような演奏ではなく、オーケストラに同化する、その中に溶け込んでゆく感じの弾き方なのだが、その艶といい、品の良さといい、実に味わい深い演奏と思う。ショルティの肩肘張った指揮に丸みを持たせているのは、この人の功績かもしれないなとも、思った。

それにしても、ウィーン・フィルの響きは美しい。DECCAの録音もさすが。スタッフがオケと録音会場を熟知している強みか、全く手堅い音づくり。
音場広大で奥行き深く、倍音の美しは格別。LPならではの柔らかさ、暖かさ、トロッとした甘さ、そしてしっとり感が広がってゆく。
ウィーン・フィルが、家庭でこの音で鳴ってくれているなら、この上、もう何を望むことがあろうか・・・・とさえ思えてくる。

エエ録音であります。

<「英雄の生涯」は大好きな曲であります>
■ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレ
■オーマンディ/フィラデルフィア管
■アシュケナージ/クリーヴランド管
■カラヤン/ベルリン・フィル(DG1985年録音)



AUTHOR: 猫よしお DATE: 01/14/2008 08:52:46 おはようございます。
ショルティとウィーン・フィルとは
あまり相性が良くなかったらしいですね。
それでもウィーン・フィルとDECCAとの相性の良さで
素晴らしく優れた演奏、録音になっています。
ただショルティは、どういう訳か
この「英雄の生涯」と「アルプス交響曲」は
当時手兵だったシカゴ響とは録音していません。
でもそれが結果的に、それぞれ
ウィーン・フィル、バイエルン放響との
名演になっています。
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コメント

こんにちは。
「英雄の生涯」いいですよね~、大好きです。
これはキュッヒルさんがソロを弾いているのですね、私は勝手に
ヘッツェルさんが弾いているのかと思ってました。どうやら他の演奏と
思い違いをしてたようです(汗)

私も「英雄の生涯」は大好きです。加えてショルティも実は大好きです(レコ芸の特集にもありましたね)。ショルティのRシュトラウスは、買う手前までいって、買えてません。ショルティのCDは、もしかすると、入手が困難にこの先なるかもしれません。しかっり買って聴こうと思いました。

度々すみません。
追記です。
ショルティは、おそらくR・シュトラウスの「英雄の生涯」は
フリッツ・ライナーがシカゴ響との超名演盤があるので
それを意識して、
あえてウイーン・フィルと録音をしたのかも知れません・・・。

>猫よしお 様
こんばんは。いつもお世話になります。感謝です。
ショルティはR・シュトラウスの管弦楽曲をおおかた録音していますが、この「英雄の生涯」とアルプス交響曲は、手兵シカゴ響ではなかったんですね。バイエルン放送響とのアルプス交響曲は、すでにエントリーしたんですが、イイ演奏でした。
「英雄の生涯」もVPOとキュッヒルの好演もあって、名演になっていると思います。
シカゴ響のライナー盤は未聴なんです。そうですか、超名演ですか。これは是非聴いてみなくちゃイカンですね。
有り難うございました。

>ひろはや 様
こんばんは。いつもお世話になります。有り難うございました。
渋いですね、バルビローリですか。これ、マーラーの6番「悲劇的」のカップリングで持っているんですが、一度聴いたきりであまり記憶がないんです。聴くのはマーラーばかりで・・・・・(^^ゞ。イカンですね。
聴き直してみます。

カラヤンにケンペは往年の名盤、いや、今後も語り継ぐべき名演といえそうですね。

>吉田 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
そうです、そうです、ショルティの「英雄の生涯」は、「ダイナミックと柔らかさがうまく共存した演奏」、同感です。VPOの起用が当たったような気がします。いつもの剛毅なショルティに余裕がある感じがします。
このLPを購入した頃、「英雄の生涯」に凝っていまして、ご指摘のカラヤン盤(EMI)もマゼール/クリーヴランド管盤(CBSソニー)も、同じくLPで買いました、これらも、懐かしい演奏です。

>Hiroko 様
こんばんは。コメント感謝です。
「英雄の生涯」、カッコイイ曲ですよね。僕も大好きです。冒頭部分から勇壮でカッコイイですし、英雄の妻の妖艶さもイイです。
ショルティ盤ではコンマスのライナー・キュッヒルが見事なソロを聴かせてくれました。
ゲアハルト・ヘッツェルのソロだと、どの演奏になるのか・・・・・ベーム盤あたりですかね・・・。

>mikotomochi58 様
こんばんは。コメントを有り難うございました。
昨年はショルティ没後10年でした。レコ芸12月号で特集しておりましたので、久しぶりにレコ芸を買いました。
ショルティのR・シュトラウスは、今、DECCAから2枚組CDが出ているようで寸。アルプス交響曲に「英雄の生涯」、「ツァラトゥストラ」なども入っているようです。剛毅な直球勝負のR・シュトラウス、僕は好んでいます。

こんばんは。
大好きな曲です。ダイナミックスばかり目・・いや耳が行きがちですが、各楽器のソロが聴きモノだと思っています。
モノラル録音にも、SP復刻盤にも魅力的な演奏が綺羅星の如くありますネ。
そうそう、私も『ライナー&シカゴ響』に1票!1954年3月6日、ライナー&シカゴ響の初セッション、しかも商業録音としても初のステレオです。

>あるべりっひ 様
おはようございます。コメントを有り難うございました。
なるほど、「英雄の生涯」は、ソロを楽しむのもエエですね。ヴァイオリンだけでなく、金管も木管もソロの名技が聴けますね。
さて、ライナー&シカゴ響、「英雄の生涯」は聴いたことがないんですが、昨年末にタワーレコードで「ツァラトゥストラ」と「ドン・キホーテ」の2枚セット990円という値札に釣られて購入しました。古い録音なのに実に鮮明、演奏も実にカッコイイ、爽快なものでした。
「英雄の生涯」は、1954年、初のステレオとのこと、是非聴いてみたいです。
いつもながら、情報、有り難うございました。

MyBestはベーム&ウィーンフィルなんですよ
自分でも意外ですが、何よりすごいのは
ゲルハルト・ヘッツェルのソロ!
完璧ですね
惜しい人を亡くしましたね。。。
機会があれば是非聴いてみてください

>konta 様
ベーム盤もエエですね。LPで持っています。
といいつつ、今探しているんですが、ラックから出てこないんです(^^ゞ・・・・整理していないのはアカンですね。今度出てきたら聴き直してみますね。
ゲルハルト・ヘッツェルのソロは、ホンマに素晴らしいと思います。
滑落事故、惜しかったですね。

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