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ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番 ト長調 ツィマーマン(Pf) ・バーンスタイン/VPO

今日から三連休ですが、仕事の急用が入ってくるかもしれません。
四国は氷雨です。

さて、今日は大好きな曲を。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58。
クリスティアン・ツィマーマンのピアノ独奏、レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルの演奏。
1989年9月、ウィーンのムジークフェラインザールでのライヴ録音。DG盤。

第1楽章序奏部はバーンスタインのゆったりしたテンポが印象的。ものものしい感じもある。バーンスタイン晩年の特徴がよく出ている遅さ。ただ、安定感は抜群。堂々として恰幅が良い。
主部に入ると、ライヴ録音のためか、演奏に勢いが出てきて、オーケストラは覇気に富む。エネルギッシュなバーンスタインの指揮が、オケに乗り移ってゆく感じ。
こういう伴奏を聴いていると、バーンスタインには晩年の老いなどなかったのだなぁ、としみじみ思う。(晩年の「遅さ」はあったが、あれは「老い」ではないだろう・・・・)この人はいつだって青年だったのだ。青春だったのだ。一生青春、一生感動・・・・そんな指揮者だったんだなぁ。
特に第3楽章の若々しさが素晴らしい。どんどん調子が上がって、やがて音楽が前のめりになってゆく。そこが面白い。感興の盛り上がりも十分、即興的な危なっかしさがオケにつきまとう。それがバーンスタインなんやなぁ。

あら、ピアノ協奏曲なのに伴奏のことばかり書いてしまった・・・・(^^ゞ。
ツィマーマンのピアノは、鋭敏でしなやか。特に高音が綺麗。跳ねるようなピアノで、キラキラした光がこぼれてくる。
第1楽章の正調で正統的なピアノもイイが、断然面白いのはフィナーレ第3楽章。バーンスタイン指揮の伴奏も面白かったが、指揮と独奏が互いに触発し合い、心弾む若々しさが実にイイ。勢いもあるし、なにしろ胸を張るような覇気が音楽全体にみなぎっている。
ああ、これこそベートーヴェン。
そして、この演奏は、次作「皇帝」につながる解釈なのだろう。スピード感も十分で、迫力満点の演奏になった。

録音は標準的であります。
ツィマーマンのピアノの、明るく輝くような高音がよく録れていると思います。
ウィーン・フィルの弦楽セクションが時にざらつくのが珍しいです。これ、ライヴ録音のせいなのか、バーンスタインがアンサンブルの整頓にあまり意を介さなかったのか(その分勢いは素晴らしい)、よく分からないんですが。
あるいは、この時期のDG録音の特徴でしょうかね。


<大好きな曲なので、沢山エントリーしてきました>
■ラドゥ・ルプー(Pf) メータ/イスラエル・フィル
■ルービンシュタイン(Pf) ラインスドルフ/ボストン響
■ペライア(Pf) ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管
■アラウ(Pf) C・デイヴィス/ドレスデン・シュターツカペレ
■グルダ(Pf) シュタイン/ウィーン・フィル
■ポリーニ(Pf) ベーム/ウィーン・フィル
■アシュケナージ(Pf) メータ/ウィーン・フィル


AUTHOR: 猫よしお DATE: 01/12/2008 09:14:57 おはようございます。
ツィマーマンとバーンスタイン/ウィーン・フィルとのコンビでは
ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集が
CDとDVD、両方出ているみたいですね。
バーンスタインの指揮もカルロス・クライバーと同じように
やはり聴くより「観る」です。
おっしゃるように、バーンスタインはアンサンブルより
勢い重視のようです。
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コメント

熱くたぎる情の流れに身を任すバーンスタインと、情に流されることなく丹念に華麗な音を紡ぐツィマーマンの組み合わせは実に面白いと感じるが、ツィマーマンには爽やかで品のよい4番が実に良く似合いますな。
名曲だけに名演も多いが、ベートーヴェンの4番、5番には意外と女流の録音が少なくて、アルゲリッチですら3番まで。
それにカラヤンは何故かソリストに恵まれず、リヒテルがベートーヴェンのピアノ協奏曲を録音していないのも爺には謎ですわ。

>猫よしお 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集はCD3枚組でおさまるので、このCD激安時代のため、手元にだいぶ集まりました(というか、買ってしまいました・・・・(^^ゞ)。でも、ツィマーマンの全集は持っていないんです。この4番と5番のカップリングCDだけです。
おっしゃるようにバーンスタインの急逝で、1番2番はツィマーマンの弾き振りになったようですね。いつかは聴いてみたいと思います。
きっと、その経験が後年のショパンのピアノ協奏曲再録音の弾き振りにつながったんでしょうね。

>ひろはや 様
おはようございます。いつもお世話になります。
ツィマーマンは、ジュリーニと録音したショパンの協奏曲以来の僕はファンです。協奏曲にイイ物が多いですね。ひろはやさんお持ちのグリーグとシューマンもカラヤン/BPOの重厚なバックもあって、素晴らしい演奏でした。硬質の音がエエですね。
バーンスタインと録音したブラームスの2つの協奏曲と、小澤征爾とのラフマニノフ1番2番もエエなぁと思っています。
ショパンを弾き振りした再録音は、濃厚濃密、ものすごくネットリとした管弦楽がスゴイです。ビックリしました。

>峠茶屋の爺 様
おはようございます。いつもお世話になります。
おっしゃるように、女流のベートーヴェン、なかなか聴けませんね。ラ・ローチャと内田光子くらいでしょうか。この二人しか聴いたことがないんですが、僕がふだん取り出すのは、やはり男性ピアニストが多いです。
カラヤンもワイセンベルクと録音したくらいだったですし、リヒテルにも全曲はないですね・・・・・なるほど不思議です。リヒテルで聴いてみたかったですね。あまり関心がなかったのかな・・・・でも4番や5番「皇帝」は、リヒテルのスケールの大きさが合っているような気がするんですが・・・・。

ツィマーマンのピアノは、「情に流されない」、その通りと思います。イイ演奏でした。
有り難うございました。

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