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シベリウスの管弦楽作品集 ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ響

いや寒い、寒い。四国は極寒であります。
朝はうっすらと雪化粧です。
(今日は雪の四国の田園風景を画像でどうぞ。)
こういう寒い時は、シベリウスでも聴きましょう。寒い日には寒い音楽であります。

シベリウスの管弦楽作品集。
ネーメ・ヤルヴィ指揮エーテボリ響の演奏。
1992~96年、エーテボリでの録音。DG盤。
最近大活躍のパーヴォではなくネーメ、お父さんの方の演奏であります。

まずは「フィンランディア」。
国民学派の流れを汲む祖国愛を歌った名曲。
北欧のリリシズムも随所に見られ、情感豊かに盛り上げてゆく。ラストに向けての感動は、この曲ならでは。比類がないと思う。苦難を乗り越えての勝利、暗から明へ。実に勇気づけられる音楽。(映画「ダイ・ハード2」に使われていた時には、オイオイと思った・・・・・確かに雪の中の着陸にマクレーンの最後の勝利、いかにもという感じではあったが)
ヤルヴィの指揮は手慣れたもので、エーテボリ響も上手い。金管などハデハデでよろしい。鄙びた味わいより、汎国際的なオーケストラ曲を聴いている感じ。現代風で機能十分のオケだと思う。スケールも大きな仕上げ。

「カレリア組曲」。
これもスケール大きく豪華な演奏。どの楽器も気持ちよく鳴っているのが印象的。
第1曲の「間奏曲」などはゴージャスなイメージ。
2曲目の「バラード」は情感豊かで、音楽が綿々と綴られてゆく感じ。テンポはいくぶん速めの設定であまり沈み込まないのがイイ。時にヒンヤリとした抒情が流れてゆくのも良い。
第3曲は「行進曲」。オーケストラが壮大に鳴り渡る快感あり。

続いて「トゥオネラの白鳥」。
これは聴くたびに思い出がよみがえってくる名曲。もう30年も前になるか、福永武彦の『死の島』を読んでこの音楽を知った。この小説のモティーフがこの曲だった。僕をクラシック音楽にいざなってくれたのは福永なのであります。それまで僕はは、クラシック音楽など全く聴かない若い士でありました。
イングリッシュ・ホルンの哀切。この調べはまさに北欧としか云いようがない。静謐な弦楽セクションも見事。ヤルヴィの指揮は淡々としていて、あまり演出なし。その方が、この曲は感動的に響く。


録音は1990年代のものとしては標準的でしょうか。
ダイナミック・レンジは大きいですし、スケールも大きいんですが、もう少しゆったりとした感じが欲しいです。ホール・トーンが不足しているというか、直接音を中心にした音づくりなのかもしれません。各楽器が綺麗に録れている、マルチマイク録音、いかにもDG的な感じとは思うんですが。


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