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シューベルトの交響曲第8番 ロ短調「未完成」 ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管

涼しくなってきましたね。風の冷たさに秋の深まりを感じます。
風呂上がりなど、気をつけないと湯冷めをしてしまいそうです。

さて、当感想文日記、泰西名曲を相変わらず聴き続けております。
「合唱」、「運命」とくれば、次は「未完成」でしょう。
僕がクラシック音楽を聴き始めた頃はまだLP時代だったので「運命」と来ればB面は「未完成」でありました。黄金のカップリングです。ピアノ協奏曲ならシューマン&グリーグ、ヴァイオリン協奏曲ならメンデルスゾーンにチャイコフスキー、ヴァイオリン・ソナタなら春&クロイツェル、ピアノ・ソナタなら悲愴・月光・熱情・・・・・・。
我が家にもLPラックを眺めてみると「運命」&「未完成」、結構あります。A面目当てにLPを買えば、当然、B面も聴きます。ですから、僕は、「未完成」も大好きになっていきました・・・・・・。

ということで、今日はシューベルトです。

シューベルトの交響曲第8番 ロ短調「未完成」。
ベルナルト・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管の演奏。
1975年3月、コンセルトヘボウでの録音。フィリップス盤。
ただし、このCD(LP時代もそう)は、カップリングは同じシューベルトの第5交響曲であります。

名曲の名演奏の名録音。三拍子揃った素晴らしいCDなのだが、もしかすると、今は廃盤かしら。
ハイティンク/ACOのシューベルトが結局5番、「未完成」、「グレート」で終わってしまい、全集魔のハイティンクとしては珍しいのだが、我々ファンにとっては痛恨の極み。彼の演奏は何の変哲もない印象なのに、噛めば噛むほど味が出てくる演奏になるという、特異な指揮者であって、きっとシューベルトもそうなっただろうなと思うと、実に残念。
この「未完成」のCDは5番とのカップリング、24bitデジタルマスタリングとフィリップスが銘打って見開きの紙ジャケット仕様で発売は1995年、とにかく素晴らしい音で再現される。アムステルダム・コンセルトヘボウ管の響きを心ゆくまで堪能できる。

ハイティンクの指揮はきわめてオーソドックス。きわめて普通の演奏といった感じなのだが、堅実で、曲自体の美しさとオーケストラの美質とを最大限に引き出そうという感じで、実に好ましい。アンサンブルは完璧で、渋い音色もコンセルトヘボウ管らしい。音響も木質の肌触り。心落ち着くというか、胸一杯にその響きを吸い込みたくなると云うか、自然な音響空間が広がってゆく。実に好ましい。

現在主流のピリオド楽器によるシューベルトに比べると、その音は厚ぼったいし、重い。またテンポも遅くてコッテリとした感じなのだろう。が、コンセルトヘボウ管くらいの上質なオケで聴くと、やはり、これぞシューベルトだわいなぁ・・・と思う。古き良き伝統の中に息づくシューベルトと言ってもいいだろう。

「我が恋の終わらざる如く、この曲も終わらざるべし」とは古い文言だが、その昔の「未完成交響楽」を思い出しつつ、この演奏を聴くのも一興かもなぁ・・・・・。

録音状態は素晴らしいです。マスタリングも最良でしょう。
LP時代のふくよかな香りがCDでも聴ける感じです。
響きの艶、美しさ、余韻とも文句なしの好録音と思いました。


<シューベルトの「未完成」 自己リンクです>
■C・クライバー/ウィーン・フィル
■チョン・ミュンフン/フランス国立放送フィル
■ベーム/ベルリン・フィル
■カラヤン/ベルリン・フィル(EMI盤)
■ジュリーニ/シカゴ響
■シノーポリ/フィルハーモニア管
■ヴァント/ベルリン・フィル
■ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレ
■ケルテス/ウィーン・フィル


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