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モーツァルトのピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」 ブレンデル(Pf)・マリナー/ASMF

モーツァルトのピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュノーム」。
アルフレート・ブレンデルのピアノ独奏、ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管の演奏。(アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズと書くのはシンドイなぁ・・・・・ASMFと省略するべきかいな)
1978年7月の録音。フィリップス盤。

モーツァルト21歳、青春時代の傑作。

アカデミー室内管のふっくらと広がるサウンドに、ブレンデルの肌色のピアノが美しく映える。ああ、モーツァルトの幸福な気分が伝わってくるようだ。
オケが柔らかく暖かく、しかも、しなやかなサウンドを展開して、ブレンデルを優しく包み込む。反応も俊敏だ。

ブレンデルのピアノがイイ。
コロコロと転がるモーツァルト独特のパッセージは軽やかに弾きこなしてゆくし、スカッと抜けるような高音もイイ。気持ちいい。爽快。

マリナーとブレンデルの呼吸も見事。互いの個性を尊重しつつ、それぞれを引き立てるところは絶妙に受け渡ししてゆく。ピアノとオーケストラが、自己主張するところはしっかり主張しつつ、トータルで見事な作品に再現してゆく。これぞ協奏、協調、友愛の音楽と思う。

第1楽章はアレグロ。爽やかな風が頬を撫でてゆくような感触が、たまらなく気持ちいい。ブレンデルのピアニズムに酔ってしまう。

第2楽章はアンダンティーノ。悲痛な旋律なのだが、オケもピアノもベタベタしない。サラッとしているのがイイ。モーツァルトの哀しみは透明であって欲しいから。
そして、短調の中から顔を見せる長調は、天使のような微笑み。素晴らしい。

ロンド(プレスト)のフィナーレはピアノとオケが一体化して爽やかに駆け抜ける。アンサンブルも優秀。さすがアカデミー室内管と思う。
ブレンデルのピアノにはますます磨きがかかって、輝くばかり。その光は、やはり柔らかい肌色を帯びた白色。キレイ。

録音は今も素晴らしいです。
1978年といえば、もう30年も経過するんだなぁと改めて思った次第。
アナログ末期、全盛期のフィリップス録音であります。
最高です。



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