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グリュミオーの「ヴァイオリン名曲集」 アルトゥール・グリュミオー(Vn)

伊予路に寒さが戻ってきました。
三月末頃までは、暖かくなったり、寒くなったり・・・・・・いわゆる三寒四温が続くんでしょう。

グリュミオーのヴァイオリン名曲集。
アルトゥール・グリュミオーのヴァイオリン、イシュトヴァン・ハイデュのピアノ。
1970年代中心の録音と思われる。フィリップス盤。
今日はその中の名演奏を幾つかピックアップしてみます

「ツィゴイネルワイゼン」
むせび泣くヴァイオリン。さすがにグリュミオー、その音が綺麗。品良く泣く。
ヴァイオリンが喚いているような演奏もあるが、グリュミオーのヴァイオリンはあくまでも美しく泣く。泣き方にもセンスがあるなぁ。ハイデュのピアノは楚々としてこれも美しい。息のあったいいコンビだと思う。
ああ、サラサーテの旋律とリズムは鮮やかだ。ジプシー音楽を芸術に昇華させた名品と思う。

ツィゴイネルワイゼンといえば、思い出すのは(情けないが)少女漫画・・・・(^^ゞ。
昔々、クラシック音楽を聴き始めた頃、友人が少女漫画を貸してくれまして(お恥ずかしい話だが)、「愛のアランフェス」というタイトル。この話は以前に書きました
そのヒロインはフィギュアスケートの天才少女。彼女が登場する場面で、「ツィゴイネルワイゼン」をバックに滑るんですな。僕は、当時、この曲を聴いたことがなかったので、レコード屋に走ったものです。それがグリュミオー盤でありました。

「精霊の踊り」
これも見事な節回し。聴き手の情感を刺激して、ホロッとさせる美しさ。グリュミオーのヴァイオリンはどこまでも伸びて艶やか。響きが特に綺麗。レガート、そしてポルタメントが見事に決まっている。

「ユモレスク」
これは小学校以来慣れ親しんだ名曲。昔懐かしい音楽。
グリュミオーは、こんな通俗名曲を格調高く弾く。ヴァイオリンが好きでたまらないんだ、という風情が聴き手に伝わってくる。聴いていて嬉しくなる。
商売っ気が聞こえてくる演奏は、聴いていて気分が悪いが、奏者が好きで楽しんでいるのが分かる演奏は、ホンマに心地よく聴ける。

「タイスの瞑想曲」
これはホンマに名曲。心の琴線をくすぐる名曲。万人が感動する名曲。イヤ、ホンマに綺麗な旋律。
マスネの歌劇は確かに名曲だが、それらがなくても、この一曲でマスネの名は永遠だろうと、僕は密かに思っとります。(僕は「ウェルテル」好きです。アルフレート・クラウスの絶唱!)
グリュミオーの弾き方は、アッサリとした淡泊系。テンポも速い。これほどの名曲、手練手管は必要ないと云わんばかり。

録音は上々です。
ヴァイオリンとピアノの録音は難しいと、昔オーディオ雑誌で読んだことがあります。(確かシェリングとヘブラーによるベートーヴェン、ヴァイオリン・ソナタ全集がレコード・アカデミー賞録音賞をとったときの論評だった)
フィリップスの見事な録音は、ヴァイオリンもピアノも美しく捉えております。古い録音になるとヒスノイズが気になりますが、これは仕方ないでしょう。




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