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ハイドンの交響曲第101番 「時計」 ドラティ/フィルハーモニア・フンガリカ

ハイドンの交響曲第101番 ニ長調 「時計」 Hob.I-101 。
アンタル・ドラティ指揮フィルハーモニア・フンガリカの演奏。
1972年11月、マールの聖ボニファティウス教会での録音。DECCA盤。

弦の魅力がたまらない。
フィルハーモニア・フンガリカの編成は大きくない。団員の数は、ハイドンにふさわしい室内オーケストラ程度だろう。だから、それぞれの弦楽器がしなやかに、シルクタッチで響く。何とも心地よく、幸福なハイドンの音楽が部屋に満たされてゆく。
ああ、エエ音楽やなぁ。

DECCAの素晴らしい録音が花を添える。35年も前の録音とは思えない新鮮な音がする。教会録音らしい温かい残響と、DECCA得意の楽器をクローズアップした録り方とが見事に調和している。

有名な第2楽章アンダンテが味わい深い。
(この音楽、ボクらの世代にとっては、夜11時半、文化放送の「百万人の英語」開始のテーマであって、この番組の後、大学受験ラジオ講座が始まるんであります)
静謐で穏健な音楽。弦のアンサンブルが素晴らしく良く、それに絡む木管も格調高い。スケールは大きくないが、見事な合奏の間から、「パパ・ハイドン」の微笑みが零れてくるような感じ。

第3楽章のメヌエットも名演。オケが巧い。もう、メチャクチャ巧い。
第一ヴァイオリンなんか、何人でやっているのだろう。殆ど1~2人で演奏しているように聞こえるくらいの、スゴイ揃い方。だから響きが軽やかで爽快。そして滑らか。
これを聴くのは快感だと思う。

ドラティの指揮は、伝統的なスタイル。
1970年代初頭、古楽器団体が珍しかった時代の、つまりハイドンを古楽器で演奏することもなかった時代の、古き良きスタイル。

でも、ハイドンはこんな風に、大らかで穏やかに、明朗で爽やかに演奏してくれるドラティ風がイイんじゃないかと思います。
とりあえず、ボクには相性がエエようです。

これ、CD初期の輸入廉価盤。2枚組ボックスなのだが、ケースが大きい。今なら紙箱に紙のケース入り10枚組はいけそうなサイズなのに、たった2枚。スペース・ファクターが悪いが、当時は組み物というのはこんなにご大層なもんでした。



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