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ハインツ・レーグナーのブルックナー 交響曲第5番<原典版> ベルリン放送響

梅雨前線小康状態。今日も蒸し暑い日でありました。
激務は相変わらずで、このまま7月下旬までいってしまいそうな感じ。やれやれ(^^ゞ。

さて、今日はブルックナーの交響曲第5番変ロ長調「原典版」。

ハインツ・レーグナー指揮ベルリン放送響の演奏。
1983年9月、東ドイツ・ベルリン放送局での録音。ドイツ・シャルプラッテン原盤。

ハインツ・レーグナーを初めて聴いたのは、DENON盤のシューベルト「グレート」だった。まだ学生だった頃、悠揚迫らぬゆったりとした序奏部が印象的な演奏だった。全体的にスケールも大きく、柔らかく残響豊かなDENONの名録音もあって、今も愛聴している。

1992年だったか、「ドイツ・シャルプラッテン20周年記念」と称して、当時日本でライセンスを持っていた徳間音工が次々に1000円盤CDを発売した。当時、1枚1000円というのは激安、戦略的価格であって、ボクはいそいそとレーグナーのブルックナーを買い求めたものだった。シューベルトの「グレート」の好感から、彼のブルックナーはさぞや雄大だろうと期待を込めて。

一聴、期待が裏切られてガッカリ。テンポが速い。サクサク進んでしまう。どれもサラッとした味付けで、雄大なスケールどころか、お茶漬けのような軽さ。ナンジャ、コリャ?。こんなはずはないと「グレート」を聴くと、やはり壮大でゆったり感満点のシューベルト。ああ、やっぱりレーグナーはエエなぁと思いつつ、ブルックナーに戻ると、どれも速い・・・・う~~む。

・・・・・と思ったのは、すでに14年前のことであって、このサラッとしたブルックナーの中に、滋味深い味わいをこめているのがレーグナーなのだということが徐々に分かってきた。

今日の第5番もそう。

第1楽章、冒頭からテンポが速く、サラッとした始まり方。例のブルックナー開始の勿体ぶったところがない、さり気ない感じで始まる。録音は、放送局のスタジオ録音というが、残響が適度にあって、ソフトフォーカス的、聴きやすい音になっている。
弱音部での繊細さがイイ。この人は、スケールの大きさを追求するよりも、ピアニシモでの優しくデリケートな響きが得意な指揮者だったなじゃないか。そんな気がしている。

第2楽章アダージョも速めで、しなやかに流れてゆく。もう少し遅い方がエエなぁ・・・・と思うのだが、レーグナーはあまり情念的に粘らせずに、清冽な演奏を心がけているのだろう。ベルリン放送響は、やや暗めの渋い音が特徴。ドイツ的な重心の低い音なのだが、あまりゴツゴツしたところはない。清潔なアダージョ。このあたりは、レーグナーのバトンのなせるワザか。

第3楽章スケルツォも流れるような演奏。逡巡、戸惑いなど一切なし。
アンサンブルはイマイチかな。やや緩め。オケの音は渋く暗いので、屈託ないノーテンキな演奏とは一線を画している。

終楽章のフィナーレは熱い演奏。楽章後半から終結部までは特に熱い。スタジオ録音なのに、ライヴのような激しさがあって面白い。グイグイ推進力が増していって、最後は怒濤の迫力で結ぶ。


往年の東ドイツ系の指揮者たち、あまりいなくなりました。
レーグナーやケーゲルは既に亡く、スウィトナーも引退生活。
少し寂しいですかね。


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