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ハイティンクのベルリオーズ 幻想交響曲

今日はのんびりジョギングやウォーキング。
田園の緑が綺麗になってきました。ジョギングコースのひうち公園のツツジが咲き始め、楽しく走れます。実に気持ちがいいもんです。

さて、今日はベルリオーズの幻想交響曲。

ベルナルト・ハイティンク指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。
1979年4月、ウィーンのソフェインザールでの録音。

フィリップス専属だったハイティンクがDECCAからレコードを出したということで、『レコ芸』では話題になった(確か裏表紙がこのLPの広告だった)と思うが、さぁ、今では忘れ去られた演奏かもしれない。
ハイティンク/ウィーン・フィルとしては初の組み合わせのレコードだったので、長い間欲しかったのだが廃盤であったし、CD再発でも買いそびれていたところ、アスキーから出た「ウィーン・フィル世界の名曲」シリーズの中に収められていて、ようやく購入できた次第。この演奏が1000円とは安いぞい。

第1楽章の序奏部、ピアニシモの何とも云えない繊細さから、ウィーン・フィルの美しさが横溢している。ウィンナ・オーボエの少しきつめの音色もとても良い。ああ、ウィーン・フィルはやはりイイなぁとくつろげる暖かさ。そういえば、ウィーン・フィルの「幻想」はあまり聴いたことがない。このハイティンク盤のあと、デイヴィスがフィリップスに録音しているが、あまりないんじゃないかな。

第2楽章はコルネット入り。そのコルネットが素晴らしい。オケの中に溶け込みながら、ここぞのところでは鮮烈な音色を振りまく。和気藹々と演奏している感じ。オケに好かれるハイティンクの面目躍如かも。
ワルツのテンポは幾分速め。VPOの面々が楽しそうに弾いている・吹いているのが聴き手にビンビン伝わってきて、心浮き立つようなワルツになっている。ああ、ベルリオーズはこんなに楽しい舞踏会の音楽を書いたんだなぁ・・・。こんなワルツなら、スミッソンも作曲者に惚れただろう・・・。
ハイティンクのバトンもさることながら、ウィーン・フィルに染みついたワルツの伝統か、素晴らしい名演だと思う。このワルツが聴けるだけでも、このCDの値打ちありと見た。
ハイティンクは何もしていないような感じ・・・・・「さぁさぁ、みんな好きにやってね」という演奏かもしれない。

第3楽章の「野の風景」も何とも美しい。ハイティンクは、ウィーン・フィルの艶やかな弦を少し抑え気味にしながら進めてゆく。木管は巧緻そのもの。ややきつめの音色を響かせるフルートやピッコロ、コーラングレが良い味を出している。テンポに無理がないので、音楽が優しく息づいている。

後半2つの楽章はとても面白い。いろいろな楽器が飛び出してきて(ベルリオーズがそう書いているのだろうし、DECCAの録音がまた演出的でイイ)、ワクワクするような演奏。もっともハイティンクの手にかかると、それらが品良く響き、あざとさがないのがイイ。ホルンと木管が独特の響きをつくりだす。ヴァイオリンのうねるような動きも面白い。ティンパニの音も素晴らしい。終楽章の鐘の音はやや遠目で響き、しかも古めかしい感じので、恐ろしさを醸し出している。

ラストは素晴らしい盛り上がり。ウィーン・フィルのフルパワーが聴ける。
そして美しい音が次から次へと押し寄せてくる・・・。
これは快感であります。


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