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フォーレの「レクイエム」 C・デイヴィス/ドレスデン・シュターツカペレ

春の雨。
しとしと降ったあとは、伊予路に春風が吹きました。
気温も上昇して、一枚脱いでも大丈夫な陽気。
ああ、ようやく春が来たかな・・・・。


今日は、フォーレのレクイエム作品48。

コリン・デイヴィス指揮ドレスデン・シュターツカペレの演奏。ソプラノはルチア・ポップ、バスはサイモン・エステス、合唱はライプツィヒ放送合唱団。
1984年11月、ドレスデンの聖ルカ教会での録音。フィリップス原盤。

ボクはフォーレのレクイエムが大好きです。
特に、「ああ、イエスよ(ピエ・イエズス)」が好きです。永遠の浄福のような音楽。よくも、こんなに美しい音楽をフォーレは書いたもんです。

今日のCDは、その「ああ、イエスよ」を、ルチア・ポップの声で聴きたくて購入したもの。

演奏者をよく見てみると、フォーレのご当地・フランスとは全く関係のない面々によるものになっている。誰もフランス系がおらんぞ。

デイヴィスはイギリス、ポップは出身がチェコで活躍しているのは主としてドイツ・オーストリア、エステスはアメリカ、オケと合唱はバリバリのドイツ(当時は東ドイツ!)。

という訳なので、フランス的な繊細さとは少し違った演奏になっているかもしれない。

さて、お目当てのポップの歌唱が、いつも通り、最高に素晴らしい。
「ああ、イエスよ」の遅さ。非常にゆっくりしたテンポで、抒情的に歌い上げてゆく。たっぷり、ゆったりとした歌唱。ポップのクールで透明度の高い声は、いつ聴いても最高だなぁと思う。この声が、教会全体に広がって徐々に消えてゆくときの美しさは、至高の美。弱音器をつけた弦も、清楚なオルガンも好演。ああ、永遠の安息。

エステスの声が、大変美しい。「奉献唱」は深みがあって真摯な歌唱、好感が持てる。少しオペラティックかなと思うが、声の良さは素晴らしい。「リベラ・メ」では、逞しすぎる歌唱になってしまったが、合唱もかなりダイナミック、ドラマティックなので、デイヴィスのフォーレ解釈が、その方向なのだろう。

「サンクトゥス」の合唱が巧い。フォーレのレクイエム中、最も美しい合唱曲。ハープの分散和音が印象的。ソプラノ合唱と男声合唱が互いに、掛け合うように歌うところは特に美しい。

デイヴィスの指揮はメリハリを利かせたドラマティックな感じ。ドレスデン・シュターツカペレの演奏は、楽器がよく融け合って綺麗。

聖ルカ教会での録音がこれまた素晴らしい。ピアニシモが特に綺麗。
教会の天井に向かって合唱が伸びてゆく様子がまた綺麗。天井の高さが見えるような感じ。
合唱の定位良し、解像度良し、声も左右一杯に拡大して気持ちよい。

このCD、フォーレのレクイエムとしてはやや異質なんでしょうが、録音が良いのとオケ・合唱の美しさで、よく取り出します。
もちろん、ポップのソロが最高なんですが。




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