スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ブラームスの交響曲第4番ホ短調 ザンデルリンク/ベルリン交響楽団

土日とも出勤で、平日より忙しくしておりました。
ああ、休みが欲しい。のんびりとクラシック音楽を聴けないと病気になりそうであります(^^ゞ。
それにしても、日が短くなりました。秋深し・・・・ですね。
黄昏時は、物寂しさが漂います。

で、今日はブラームスの交響曲第4番ホ短調。クルト・ザンデルリンク指揮ベルリン交響楽団の演奏。1990年録音のカプリッチョ盤。

ザンデルリンクは、1971年ころにドレスデン・シュターツカペレとも全集を録音していた。DENONのクレスト1000シリーズで発売されているし、拙ブログでも何枚かエントリーした
 第1番
 第3番
このベルリン交響楽団との全集録音は、それから20年ぶり。全体的に、大変ゆっくりとしたテンポとレガートの徹底が特徴だと思う。録音は非常によい。やや残響成分が多いのだが、これがステージの雰囲気をつくり出して、心地よい。スピーカーに向かっていると、奥手の方ででオケが鳴るのだが、コンサートではこんな音がすると思う。コンサート・プレゼンスに優れた録音だと思う。(少なくとも我が家では、気持ちよく響きます)

さて、演奏はというと・・・・・・。
とにかく、悠揚迫らぬテンポ。
ゆっくりと、焦らずに、じっくり熟成させたので、芳醇な味わいをもったような演奏というべきか。


第1楽章の、冒頭の遅さで「おっ?」と思わせられる。悠久の時を越えてきた大河の流れとでも言おうか、大変遅いテンポで、ゆったりと進む。ヴァイオリンの音色がせつない。輝かしく派手な音色ではなく、地味でくすんだような音色。「これぞブラームス」と言いたくなるような渋さ。さらに曲が進んでゆくと、弦楽群がすすり泣き、哀しみに悶えるように、うねるように、音楽が進んでゆく。全くロマン的な解釈。

第2楽章も同様、ホルンや木管群がこれまた地味な音でブラームスの哀しみを奏でる。弦楽群のレガート奏法も特徴的。そして丁寧で落ち着いたつくり。テンポは相変わらずゆったりなのだが、ヴァイオリンがうねるように奏でるので、テンポが微妙に変化しているように聞こえる。やや速くなったり、遅くなったり・・・・聴感上だが。

第3楽章は、冒頭のティンパニに驚かされるが、そういえば、ティンパニが目立つのはこの楽章のみ。音は素晴らしい。途中でも、ティンパニの強打があるのだが、大変張りのある素晴らしい音が聴ける。金管群も活躍して、音量も大きくなるのだが、さすがザンデルリンク、阿鼻叫喚にはしない。あくまでも、そこはブラームス。一線を越えないのがブラームスだ。

第4楽章のパッサカリア。ブラームスの交響曲の総決算だとボクは思うのだが、ここでもテンポがゆったりとしている。比較で言うと、ジュリーニ/ウィーン・フィルの大変遅い演奏よりさらに遅い感じ。ただ、音色が渋くて落ち着きがあるのと、フレージングが聴き手に心地よいので、冗長な感じがしない。逆に、テンポが遅くなる木管のみの部分では、息を呑むような緊張感が漂う。コーダ以降はもう感動の涙、涙。ああ、ブラームスってやっぱり偉大な交響曲作家だったんだなぁ。


ザンデルリンクのブラームス、新旧録音とも素晴らしい。甲乙つけがたいです。
敢えて言えば、オケの魅力でドレスデン盤、録音の良さと解釈の素晴らしさでベルリン響盤。でも、どっちもエエんです。



続きを読む »

スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。