スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ペライアのグリーグ ピアノ協奏曲

クラシック音楽をきちんと聴こうとすると、まとまった時間が要ります。「ながら聴き」でも構わないんですが、こうしてブログを書こうとしたときにはスピーカーに正対して聴きたいもの。ヘッドホンでもよし。集中して聴ければ良いんです。
そのまとまった時間・・・・・せめて2時間あれば、マーラーがゆっくり聴けるし、オペラでもまぁ何とか最後まで届くかな・・・・と思いつつ、仕事との兼ね合いでなかなか時間が取れませんな。

でも、クラシックを聴きたい。

そういう時には、協奏曲がエエですね。シンフォニーに比べて概して短く、30~45分程度の曲が多いので、好都合。気分良く音楽に浸れます。しかも、ソロの名人芸にウットリ、古典派からロマン派の協奏曲は旋律も美しく聴きごたえも十分。

で、今日はグリーグのピアノ協奏曲。ピアノがマレイ・ペライア、コリン・デイヴィス指揮バイエルン放送響の演奏。1988年1月、ミュンヘンでの録音のCBS盤。ソニーの発売した世界名曲大系のうちの1枚らしく、中古屋で購入したもの。

第1楽章からペライアの流麗で繊細なピアニズムを堪能できる。音が綺麗。ダイナミズムも十分で、弱音の美しさはいつものペライアらしい。フォルティシモでも、強靱なタッチでしかも鮮烈な美しさを味わえる。このグリーグでは、ペライアはピアノを遠慮なく「鳴らして」気持ち良い。モーツァルトやいくつかのソロ曲では控えめな音出しが多い人だっただけに、面白い。

第2楽章の静謐な部分は、ペライア得意の弱音で聴かせる。ニュアンスたっぷりに弾いてくれれば、聴き手としては満足。
べとつかない抒情、というか、停滞せずに流れてゆくような情感というか・・・ロマンティックに歌うんだけれど、泣きっぱなしにならないのがペライアのカッコイイところ。

終楽章も目眩くピアニズム。特に最後のカデンツァで、ペライアがバリバリと鳴らすのには少し驚いた。もちろん、音がデカくなっても、形は崩れない。さすが。

バックのデイヴィス/バイエルン放送響は、あまり色濃い演出をせずに、アッサリ・スッキリ系の伴奏。第1楽章ではペライアのピアノについてゆくのに懸命な感じだが、第2楽章以降はテンポも安定して堂々たる伴奏ぶり。
ロマン派の協奏曲なんだからもう少し嘆いたり喚いたりしてもいいんじゃないかなとは思う。ちょいと淡泊かなと思うのだが、これがデイヴィスの持ち味だろうな。スタイリッシュに造形してゆくのはデイヴィスの真骨頂だから。
バイエルン放送響は、非常に巧いオケ。ホルンやフルートのソロは特に美しい。

録音はややペタッとした音場であまり奥行きなし。
各楽器は美しく捉えられているので、この時期のものとしては標準なのかなと思うが。


続きを読む »

スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。