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ロストロポーヴィチ/ロンドン・フィルの「悲愴」

暑い日が続きます。
梅雨前線が北上してしまい、北陸・東北地方で大雨が降っているのに、我が四国は完全にカラ梅雨です。
ダムの取水制限、夜間断水が始まりつつあります。地域によっては大変です。
雨よ降れ。
農家では夜も水やりで寝る間もないそうです。
このまま降らねば、睡眠不足で倒れそうだ言っています。
いったいこの夏はどうなるんでしょうか・・・・・・・。


さてさて、今日は、懐かしいLPを取り出した。
ロストロポーヴィチが指揮する悲愴・シェエラザードの2枚組。
東芝EMIがボーナス・シーズンにしばしば発売していた、スペシャル廉価盤で3000円だった。(1枚1500円が当時の廉価盤の標準価格だった)。

ロストロポーヴィチが指揮者になって間もない頃の録音だったと思う。
ロンドン・フィルと完成させたチャイコフスキー全集の1枚。
この悲愴は1976年10月、今はなきキングズウェイ・ホールでのもの。
ホールが良いのか、EMIにしては良い音してますな。

第1楽章、序奏部からロストロポーヴィチは思い入れたっぷりに始める。
ヴァイオリンなどの弦楽の音色は暗め。LPのせいか、音は柔らかいし暖かみもあるのだが、音色は決して明るくない。艶やかでははない。
「悲愴」を意識してか暗い。チェロなど、真っ暗^^;。
CDでは聴いたことがないので、さて、LP独特の音かなとも思ったが、カップリングのパリ管とのシェエラザード、このヴァイオリン群の音色がやけに明るい。
だから、ロストロがロンドン・フィルに、暗めの音色を要求しているのではないかと思う。
反面、金管が明るい。大変艶やかに、しかも朗々と鳴り渡る。木管は若干暗め。この音色の対比は聴いていて非常に面白い。
テンポはかなり揺れるし、ヴァイオリンのポルタメントは情感たっぷり。
オケが、ロストロの棒に必死でくらいついている様子が見えてくる。

第2楽章。テンポはやや遅め。じっくりと歌い上げるのがロストロ流。
弦楽の音色の暗さは変わらないが、歌がある分だけ、第1楽章より明るめという感じ。

第3楽章は、朗々とした金管群が大活躍。グイグイと迫力ある演奏。
結部での迫力は圧倒的。
これだけガンガン鳴らす第3楽章、爽快だな。

第4楽章はまた一転して悲愴感漂うもの。標題通り、弦楽がすすり泣く。
大げさに泣くのがロストロ流。
情感ドロドロというものではないのだが、哀しみ・涙を隠そうとしない演奏。
最近、アバドやハイティンク・カラヤンの新盤など、サラサラした終楽章を聴き慣れていたので、久しぶりにロストロ節に酔えた。
やっぱり、この辺は、故国を捨てたロストロポーヴィチの想いが出ているのか。

LPの音、とても柔らかく十分に現役で通用します。
EMIの録音、我が家では相性が悪いのですが、それはCDの話。
アナログ・ディスクは結構イケます。



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