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ハイドンの交響曲第100番 ト長調「軍隊」 マリナー/アカデミー室内管

ハイドンの交響曲第100番 ト長調「軍隊」。
ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管の演奏。
1980年の録音。フィリップス盤のLP。

さて、今日もハイドン、そしてマリナー/ASMFであります。
このコンビのハイドンも良かった。スッキリ爽快な演奏は、いかにもハイドンに相応しかったなぁと思う。

第1楽章からして何とも爽やかな演奏。ASMFの響きが清々しく、突き抜けるように冴え渡る。またマリナーの指揮がキビキビとしていて、とてもリズミカル。音楽がよく弾んで、心地よい。そして音楽の流れは淀みなく大変スムーズ。これは聴いていて快感。
ハイドンの音楽って、こんなに気持ちいいんだと改めて思った次第。

第2楽章はハイドンらしい優美典雅なアレグレット。鼓笛隊の響きに軍隊ラッパも楽しい。この演奏では、それがまたフレッシュで実にカッコイイ。

第3楽章はメヌエット(モデラート)。
オケのバランスが良く、アンサンブルも極上。音楽がここでもよく弾んで、楽しいメヌエットになっている。心が暖まるような、明るくなるような演奏で、イキイキと流れてゆく。

フィナーレはプレスト。溌剌として明朗な音楽が展開する。快活なリズムはASMFらしいところ。ただし速くなりすぎたり激したりはしない。そこが、マリナーの良いところだろう。

録音状態は上々です。
響きが爽やかで、豊かな音楽が部屋全体に広がります。
さすがにフィリップス、残響までも美しいのです。


さて、この数日、四国はポカポカ陽気でありました。
立春から、一気に春めいてきた感があります。近所の畑で伊予柑を見つけました。ああ、毎年恒例、そろそろ伊予柑を埼玉の旧友に送ってやる季節が来ました。
川越に住む旧友は毎秋川越の芋を送ってくれるのです。だから、この時期には旨い甘い伊予柑を。

ところで、アクセス件数が週に1~2回ほど異常値を示します。昨日がそれでありまして、2000件を超えます。ふだんはだいたい900前後なんですが、こりゃ何なんでしょう。
どうぞ読まれている方は手を挙げてください・・・・・・・・なぁんて(笑)。


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ハイドンの交響曲第104番「ロンドン」 A・フィッシャー/オーストリア・ハンガリー・ハイドン管

今日もハイドンを聴いています。
ドラティ激安全集をクリックしてしまう前に、手持ちのハイドンをいろいろ聴いておこうと思うのです。

ハイドンの交響曲第104番 ニ長調「ロンドン」。
アダム・フィッシャー指揮オーストリア・ハンガリー・ハイドン管の演奏。
1989年、オーストリア、アイゼンシュタットのエステルハージ宮、ハイドンザールでの録音。ニンバス原盤で、ブリリアントのライセンス契約による激安全集盤からの1枚。

アダム・フィッシャーのハイドン全集は、エステルハージ宮というロケーションが特徴的で、実に残響豊かでふっくらとした音になっている。とても聴きやすく、ゆったりとした気持ちになれる録音。

僕はホールトーン一杯の録音が好きなので、このCDは最高だと思う。マルチマイクのオンマイク録音で聴くと、各楽器が目の前で演奏しているように聞こえる違和感があるのだが、このCDはオケがずいぶん奥の方で演奏している感じで、ホールの奥行き感があるのがイイ。座席はホールのやや後方という感じ。響き・音色ともに美しく、心癒されるような音でもある。

ホールトーンが多い分、何となくアンサンブルがスッキリしないようなところもあるのだが、(実際にアンサンブルはちと弱いのかも)、オケの面々からは演奏する喜びが伝わってくる。「ああ、ハイドンを演奏するのは楽しいなぁ」・・・・そんな感じなのだ。

A・フィッシャーの指揮はオーソドックスなもので、安心して音楽に身を任せられる感じ。奇を衒わず、妙なアクセントや演出もなく、自然で誠実なところがイイ。変に力むとハイドンらしくなくなるだろう。

「ロンドン」は、交響曲作家ハイドンのラストの交響曲。
「交響曲の父」にふさわしい、堂々たる音楽。スケール大きく、「ロンドン」という愛称以上に、音楽そのものが素晴らしい。
第1楽章の雄大さもイイが、第2楽章のアンダンテが特に良い。柔らかく典雅で爽やか。これぞハイドン。音楽はどこまでも瑞々しく、そして優しい。ウットリする美しさ。
第3楽章のメヌエットはハイドンの本領。フィナーレ第4楽章は、これも堂々たる貫禄の音楽。うん、ハイドンはイイ。


立春の日は、のどかで暖かな、まさに早春の趣の一日でありました。
近所で見つけた柚子。夕日に映えて綺麗なもんでした。


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ブラームスの交響曲第2番 ニ長調 作品73 ヴァント/北ドイツ放送響

梅一輪 一輪ほどの あたたかさ・・・・・・・・。

立春であります。四国伊予西条では梅が咲き始めました。
松山の椿神社の例大祭も終わりました。通称「椿さん」。
その「椿さん」が終わると、伊予路に春が来る・・・・・というのは昔ながらの季節の挨拶。この数日の雨で、何となく気温も緩んだ感じがします。

さて、今日はブラームスを聴いてます。

ブラームスの交響曲第2番 ニ長調 作品73。
ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送響の演奏。
1996年7月、ハンブルクのムジークハーレでのライヴ録音。RCA盤。
ヴァント/北ドイツ放送響にとっては2度目のブラームス全集。
最新録音と思っていたが、今や輸入盤では激安になっていて、HMVでは3枚組1,200円のバーゲン価格。いやはや。

堅実で厳格、謹厳実直なブラームス。
音の質がいたって素朴。重厚というわけではないのだが、要らぬ飾り立てを排した音と感じる。適度な潤いのある、しっとり感のある音でもある。
表現は男性的で、媚びへつらいや妥協のない演奏と言うべきか。実にヴァント流であって、一度聴いただけでは「素っ気ないなぁ」という印象が強いんじゃないか。
僕などは、一聴、何と虚飾を排した、色気のない演奏だろうと思ったが、何度も繰り返して聴いているうちに、徐々に味わいが滲み出てきた。

派手ではないし、楽譜に忠実に、しかも入念なリハーサルを経て録音しているのだろう。音楽の構成は全く堅牢で、テコでも動かない堅物のような感じもする。いやはや独特なブラームスと思う。
この指揮者、きっと聴かせ上手・お話し上手ではないのだろうなぁ。だから晩年まで高い評価を得ることがなかったんだろうなぁ。

北ドイツ放送響の音が渋い。地味でややブルー系の音なのだが、ブラームスには大変お似合いの音。機能は万全で、アンサンブル極上。カッチリした演奏は、ヴァントの薫陶のたまものだろう。大変に巧いオーケストラと思う。

楽章の後半に行くほど、演奏が盛り上がってゆく。ことに弦楽器が素晴らしい。勢いがあって、終盤では白熱の響きを聴かせる。アンサンブルもよく、オケが大変よく鳴っているのが印象的。実況のこれ熱気かな。

録音状態はさすがに最新、素晴らしいと思いつつも、少し弦楽がザラつくところあり。
音がやや乾き気味なのはホールのせいでしょうか。
もう少し柔らかさがあってもエエなぁとは思います。
もっとも、そのように聞こえるのは当方の体調のゆえかもしれないんですが。


昨日は節分豆まきでありました。田舎ものの我が家は年中行事をきちんとやるのです(笑)。
大学受験生の三男坊に「我が家で「鬼は外」を云うのも、今年が最後かもしれん。来年以降、オマエが節分の日にこの家にいることはないかもしれんけん、大きな声を出しておけや」・・・・・・と云うと、合唱で鍛えた美しいバリトンで、「福は内」をやっておりました。
末っ子旅立ちの春であります。


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ハイドンの交響曲第102番 変ロ長調 ヨッフム/ロンドン・フィル

さて、ハイドン・イヤーであります。

激安化されたドラティによる交響曲全集なども発売されたようで、レビューなども読めるようになりました。
もう手元に届いて聴いていらっしゃる方も多いんでしょう。
僕はまだクリックしておりません。とりあえず手元のハイドンを消化してからでも遅くはないかなと思っているのです。
(でも、やはり物欲抑え難し。ドラティ全集、欲しいですねえ・・・・・)

ハイドンの交響曲第102番 変ロ長調。
オイゲン・ヨッフム指揮ロンドン・フィルの演奏。
1971年10月、ロンドンのアッセンブリー・ホールでの録音。DG盤。

ハイドンは朝に聴くのがイイ。
元気が出てくる。さあ今日も一日、仕事頑張るぞと。

または、日曜日の昼下がりにのんびり聴くのもイイ。
「パパ・ハイドン」の大らかさで、聴き手は幸福な気持ちになれる。こんなに良い音楽を聴ける贅沢。大昔の王侯貴族にも匹敵するこれは楽しみじゃないか。感謝感謝。

さて、イギリスのオーケストラはハイドンが上手。各方面で云われていることだが、ホンマに巧いもんだなぁと思う。弾き慣れているんだろうなぁ。そしておそらく「自分たちに音楽」という誇りがあるんだろう。

ヨッフムの指揮は元気いっぱいで、スケール大きく、明朗なハイドンをつくってゆく。楽器を気持ちよく鳴らせて、味わいは大らか。奏者たちには「遠慮せんとエエからどんどにゃれ」・・・・・と云っているかのよう。全く精力的で、明朗快活、胸のすくハイドンと云えると思う。

この交響曲第102番は、ロンドン・セットの中でもあまり目立たない交響曲になるのかな。ニックネームがないので、なかなか聴かれないのかもしれない。
特に見事なのは第2楽章アダージョ。弦の音が厚く、たっぷりとした音が良い。ハイドンの包容力を表しているかのようだ。
第3楽章のメヌエットはいかにもハイドンだし、フィナーレは骨格よく逞しい。

ヨッフム盤の録音状態は、少し高音がきつく腰が軽い音がするのが惜しい。
音場の広がりや奥行きなどは十分なのだが、やや高音がきゃんつく感じ。低音の豊かさや残響のふっくらした感じがあればもっと良かったのに・・・・・。


先日、CANONのEOS X2 Wズームキット を入手しまして、このごろは音楽を聴く時間よりもカメラを弄る時間が増えました。
今日の画像は、妻の手芸品。フラワー・アレンジメントです。ちと恥ずかしいですが。


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シューマンの交響曲第2番 ハ長調 作品61 ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管

シューマンの交響曲は大好きであります。
「春」も「ライン」も第4番も大好きなんです。よく聴きます。
ところが、2番はあまり聴きません。どうも苦手な部類です。
第1番はいかにも春らしい、明るい息吹がたまらない魅力ですし、第3番「ライン」は秋の収穫を祝い、ラインの恵みに感謝するような喜びがあります。

第2番は精神の苦闘の産物。いわば「冬」の交響曲でしょうかね。
シューマンの精神疾患によって途中幾度も作曲活動を休まねばならなかった交響曲。構成は本格的で、古典的4楽章形式。ベートーヴェンばりの交響曲を書こうとシューマンは思ったんだろうなぁ。美しいメロディは随所にあるものの、やや断片的。「春」や「ライン」に比べるとやや難解で取っつきにくい交響曲と思う。

そんな難しさを救ってくれるのは、大好きなハイティンクなのであります。
で・・・・・・・。

シューマンの交響曲第2番 ハ長調 作品61。
ベルナルト・ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管の演奏。
1984年1月、コンセルトヘボウでの録音。フィリップス原盤。

とにかくオーケストラの音が素晴らしい。よく目の詰んだ、上質の織物を思わせるしっとり感。何とも柔らかい肌触り。
コンセルトヘボウ管の音は温かく、素朴な人肌の質感がたまらない。そして耳当たりの良い、ソフトでまろやかな融け合い。
ホールの残響も、コンセルトヘボウのクリーミーな柔らかさ。ウットリする美しさ。

指揮のハイティンクは面白さとかエンタテイメントとは縁のない人だが、その分、誠実で堅実な演奏を聴かせてくれる。音楽の真実を一生懸命に引き出そうとする。その奉仕的な態度は、いつ聴いても好感が持てる。

特に素晴らしいのは第3楽章アダージョ。
崇高な音楽。人間くさいロマン精神の塊のような人物だったシューマンの、敬虔な神への祈り、神への感謝が聴ける音楽。この交響曲の白眉だろう。
時にブルックナーの緩徐楽章のように音楽が響くところもある。

録音は今も抜群です。
この時期のフィリップス録音はホンマに素晴らしいです。
文句なしです。
って、先日のブレンデルのモーツァルトでも書いてましたね(^^ゞ



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