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モーツァルトのピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467 アシュケナージ(Pfと指揮)

2月になりました。久しぶりの更新です。

モーツァルトのピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467。
ウラディーミル・アシュケナージのピアノと指揮、フィルハーモニア管の演奏。
1977年12月、ロンドンでの録音。DECCA盤。国内発売はキング・レコード。懐かしいLPであります。画像は帯付きのLPです。
僕はLP時代は帯を外すのが面倒だったのでそのまま、CD時代になると帯を保存するのが面倒なので捨ててしまっております。あ、CD時代初期のロンドンやDGはシール状だったので、これは剥がすのが面倒なのでそのまんま・・・・です。

アナログ末期の優秀録音。音が爽やかで柔らかく、耳当たりがとても清々しい。
アシュケナージのピアノは大変クリアに録られていて、オケとの融け合いも見事。残響、音の広がり・スケール感も素晴らしく、聴いていて至福の境地になる。やっぱり、アナログはエエなぁ。

第1楽章からもうアシュケナージの見事なピアニズムにウットリ。美しいピアノの音、カレの音はブルー系、クリスタルのような透明感が素晴らしく、聴いていて実に爽快。モーツァルト独特の装飾音も沢山あって、楽しく聴ける。
カデンツァは優美で鮮やか。アシュケナージのテクニック満載で楽しいことこの上なし。
アシュケナージは実演で聴くと大したことがないという評を見かけるのだが、いやあ、レコードで聴く分には、ホンマに巧いなぁと感心する。まあ、この人は何でも上手に弾いてしまう万能選手で模範的と云ってもいいくらいの演奏をする人だから、スペシャリスト好みや爆演系好きの人には嫌われるのかな。それに、この国の通と称される人は音楽以上のもの(例えば精神性という得体の知れない部分とかね)を好む人が多いので、演奏評になると悪く書かれてしまうのかも・・・・・。

ワタクシはド素人ミーハー大衆ノーテンキ路線派ですので、エエ、もちろんアシュケナージ大好きでございます(笑)。

さて、第2楽章はこの演奏の白眉。典雅で暖かく、ムード音楽のような甘さ。
テンポもゆったりとしていて心地よく、ああ、これ砂糖菓子の甘さ、生クリームたっぷりのケーキの美味しさ。全く、蕩けてしまいそうな甘さ、美しさ、そして魅惑。
バックのフィルハーモニア管も素晴らしい。この第2楽章だけでも、この演奏を聴く値打ちありと見た。

フィナーレはめくるめくピアノ。奔放なラストまで、これぞモーツァルトと云うべきか。久しぶりのLPレコード、実に楽しく聴けました。


一週間のご無沙汰でした・・・というのは「ロッテ歌のアルバム」の玉置宏の名文句でありますが(古いですなぁ・・・笑)、いやはやこの1週間はインフルエンザで寝ておりました。5年ぶりにインフルエンザに罹りました。ブログを始めてからは初めてです。
B型でしたのでタミフルが効き、発熱は38.5℃で済みましたが、それでも体中が痛くてしんどかったですなあ。仕事も2日間休みました。いや参りました。
この間、音楽を聴いてません。聴く気にもなりませんでした。つくづく、音楽を聴くのにも健康が大切なことなんやなぁと思いました。普段は健康そのもの、ノーテンキな生活を送っているワタクシですが、たまに病気になると、いやぁ健康の有り難さが身に染みます。

という訳で、体調戻りました。音楽も聴きました。取り出したのはモーツァルトでした。
やっぱり、モーツァルトはエエですね。
そして、クラシック音楽ってエエですね。


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モーツァルトのピアノ協奏曲第26番 K.537「戴冠式」 ブレンデル(Pf) マリナー/ASMF

ブレンデルが引退しました。
昨年末、ウィーンではチャールズ・マッケラスと組んでのコンサートを開いたそうな。ああ、もうそんな齢だったんだなぁとと感慨深いものがあります。
ブレンデルは独墺系ピアノ音楽の本流を行った人だったろう。バッハ・アルバムは素晴らしかったし(これ愛聴盤であります)、モーツァルトはソナタも協奏曲も実に良かった。ベートーヴェンだってソナタと協奏曲は何度も録音していた。(「月光」は僕のリファレンスであります)。そしてシューベルトの作品集はアナログでもデジタル録音でも聴くことができました。シューマンやリストだって素晴らしい。
ああ、王道だなぁ。

そこで、今日はブレンデルのモーツァルトを取り出しております。

モーツァルトのピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K.537「戴冠式」。
アルフレート・ブレンデルのピアノ独奏、ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管の演奏。
1983年12月、ロンドンでの録音。フィリップス原盤。

軽快なテンポで始まる第1楽章。
気持ちの良いアレグロを支えるは、マリナー/ASMFの手慣れた伴奏。堅実でスキがなく、キッチリとした管弦楽と思う。
ブレンデルのピアノも気持ちよさそうに、悠々と進んでゆく。音色はいつも通り美しい。乳白色の美しさ、人肌のぬくもり。
カデンツァはブレンデル自身のもの。よく考えられ、計算され尽くしたピアニズムという感じ。それこそ、ブレンデルの本領だろう。

第2楽章はラルゲット。
ピアノとオケの対話が楽しい。互いに適度な装飾音を交えながら、優美なロココの雰囲気を盛り上げてゆく。両者とも柔らかく優しい音楽づくり。自然で暖かい演奏なので、ぬるま湯的な印象も受けるのだが、これはまた何と気持ちよくほのぼのとしてくるお湯だろう・・・・。

第3楽章は快活で軽快なフィナーレ。
アレグレットとあるけれども、もう少し速い感じ。ブレンデルのピアノはますます好調。どの音も美しく鳴って、切れ味も良い。モコモコとしたところがないのが、聴いていてスッキリ爽快。

録音は今も素晴らしいです。
デジタル録音初期のものなんですが、硬さもなく大変清々しい音に仕上がってます。
オケとピアノの位置関係も良く、ピアノが前面に優雅に鳴り響き、バックでオケがしっかり支えてゆく、その音場感、臨場感がたまりませんです。
フィリップスって、ホンマにエエ録音を遺してくれてますね。



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ブラームスのピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 アラウ(Pf) ジュリーニ/フィルハーモニア管

冬の早朝のジョギングを終えてきたところです。
冬の星座を眺めながら、トコトコ走ります。四国は朝の6時でもまだ真っ暗。日の出が遅いので、寂しいもんですが、汗は一杯です。シャワーをササッと浴びて、朝飯を食って、さあ出かけましょう。

今日はブラームスです。

ブラームスのピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83。
クラウディオ・アラウのピアノ独奏、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮フィルハーモニア管の演奏。
1962年の録音。EMI盤。

アラウのスケール雄大なピアノが印象的。実に巨匠風。テンポをグッと落としたり、タメを作ったり、実に多彩で、聴いていてドキドキする。歌舞伎役者が見得を切るようなところもあって、いや全く楽しい。迫力も十分。第1楽章冒頭のソロのところなど、何とも素晴らしい。
ジュリーニの指揮も大変立派。アラウと対峙しつつ、豪快にオーケストラを鳴らしてゆく。特に第1楽章は若々しい気合いが十分で、聴き応えがある。ピアノとオケが火花を散らしながら白熱したブラームスを聴かせる。
アラウこのとき58歳。ヤル気十分、血気盛ん。この演奏はできるだけ大音量で聴いてやりたい。ああ、そういえばジュリーニも若いのだ。後年のDGなどで聴く、ゆったりとよく歌いながらテンポの遅い演奏とは全然違い、少壮の気と云うべきか、アラウに負けじとオケを煽っているところがあって、たいそう面白い。その点では、この演奏はとても熱い。協奏曲はこうでなくちゃ。

第3楽章のチェロがまた美しい。クレジットはレイモンド・クラーク。フィルハーモニア管の首席なのかな。とても上品で背筋の伸びたチェロを聴かせてくれる。
そこにアラウのヴィルトゥオーゾ的ピアノが高らかに歌う。見事と思う。

フィナーレは優雅ささえ漂わせる。オケもピアノもますます調子を上げてゆく感じで、全然もたれない。長丁場の協奏曲が、だれずに最後まで傾聴させる。素晴らしい名人芸。これ、ひょっとしてアラウの代表盤になるんじゃなかろうか、と感動した次第。


録音も十分に美しく、かつ鮮明です。
この時期のEMIはイイんです。実に良い録音を出してます。後年の鳴りの悪さ、硬さに比べて、1960年頃の、この弾むようなイキイキとした録音、いったいどうしてかいな。
奥行き、左右への広がり、音の鮮度とも申し分ありません。ホールトーンも実に美しいです。まこと優秀録音です。
このCDは2枚組廉価盤、1,000円程度で買えるはずです。お買い得でしょう。難を云えば、弦楽器(特にヴァイオリン)が軽いこと。少し硬いこと。でも、時代を考えれば十分だと思います。



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ヘンデルの合奏協奏曲集 作品3 リヒター/ミュンヘン・バッハ管

四国の草深い田舎町でも、どの店も新春初売り。
しかし、このごろ胸がときめきません。トシをとるというのは、欲しいものがなくなることかもしれません。せっかくだから行こうと妻が云うので、ご近所スーパーへ。アシックスのジョギング・シューズが半額割引だったので買うてもらいました。う~ん、それにしても商店街は人が少ない。いや、いない・・・・・。シャッター街だから、仕方ないか。

さて、バッハ、ハイドン、モーツァルトと来て、ヘンデルを忘れてました(^^ゞ。
そこで、年末年始休暇最後の日曜の昼下がり、ヘンデルを聴いてました。
穏やかな、暖かな、南国四国らしい上天気でした。風もなくて気温も高く、こういう日にヘンデルは良かったですなぁ。

取り出したのは、これです。

ヘンデルの合奏協奏曲集 作品3.
カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団の演奏。
1970年6月、ミュンヘンのバイエルンTon-studioでの録音。アルヒーフ原盤。
ソリストは豪華メンバーが参加。ゲアハルト・ヘッツェル(vn)、オーレル・ニコレ(fl)、ハンス・マルティン・リンデ(bfl)ら。

ヘンデルの「コンチェルト・グロッソ」は、作品3も作品6も名曲揃い。ヘンデルの代表作の一つだろう。同時期のバッハの協奏曲に比べると、ヘンデルのは大らかで、スケール大きく、荘重さもある。バッハの音楽が内面へ掘り下げてゆくのに対して、ヘンデルは外へ向かって翼を広げてゆくようなところがある。そこがイイ。

この合奏協奏曲は実に大らかで明朗、旋律は美しく、また楽器が爽やかに鳴るように出来ている。聞いていてホッとするような心地よい音楽。寒い日のホットミルク、暑い日の木陰の涼風のような、心がフッと嬉しくなるような感覚が、ヘンデルを聴いているとあるんだなぁ。
(こういうのを「癒し」って云うんですかね。あまり好きな言葉じゃないが)

リヒターの指揮はさすが。バッハのように突き詰めない。キッチリやり過ぎず、オケを解放していくところが多い。ヘンデルはこうありたいね。
表現はロマンティック。アクセントが強く、強弱のはっきりした演奏。

ミュンヘン・バッハ管がまたイイ音でこたえる。素晴らしいアンサンブル。この合い方はスゴイ。訓練してるなぁと思う。モダン楽器による演奏としてはベストの出来だろうと思う。
ソロを聴くのは嬉しい限り。ニコレにヘッツェル、マルティン・リンデ・・・・・もう、最高のソリストたちであります。

特筆すべきは録音の良さです。
40年近くも前の録音なのに。この鮮明さ、新鮮さ!すごい。これ、アルヒーフの名録音になるんじゃなかろうか。
音の広がり、スケール、奥行き、そして高低がよく出て素晴らしい。すべてに渡る優秀録音。何度聴いてもエエなぁと思います。


さて、本日よりカレンダー通りに仕事始め。
頑張って行きまっしょいっ、しょいっ。


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ブラームスのピアノ協奏曲第1番 ニ短調 ツィマーマン(Pf) バーンスタイン/VPO

ほのぼのとした暖かい冬の日でした。よし、絶好のチャンス!
年末恒例、家族総出の窓ふきであります。

母・妻はもちろん、帰省した次男坊(オマエの帰省を待っていたんや!)に受験生三男坊(所詮センター試験などビビるほどのこともない。家の手伝いも出来んで、息子たる資格なし!)も駆り出して、あたたかな午前中、いやはや汗だくでありました。亡父が85坪もある家を建ててしまったので、ホンマに大変。窓だけでもシンドイのであります。
そして、今後も掃除が続くのです。門塀、ご先祖様の墓、神棚に仏壇・・・・・。

音楽、聴けませんでした(^^ゞ。この1枚のみです。


ブラームスのピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15。
クリスティアン・ツィマーマンのピアノ独奏、レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルの演奏。
1983年11月、ムジークフェラインザールでの録音。DG原盤。
F35G50114というCD番号。この頃は西独で製盤されることが多かった。ハノーヴァー工場しかなかった時代でしょうか。国内では1985年7月発売。

第1楽章冒頭の伴奏からして、もう噎せ返るような熱いロマンで一杯。バーンスタインの情熱的な指揮が目に浮かぶようだ。若きブラームスはこんなにもロマティックだったのだ、と云わんばかりの熱いオーケストラにまずは驚く。
そこに滑り込んでくるツィマーマンのピアノが力強い。そして逞しい。オケの威力に全く引けを取らずに、ぶつかってゆく。ソロの部分では、抒情的で全くデリケート。磨き上げた美しい音でウットリさせる。ああ、水晶のような輝き。これはホンマに綺麗だ。

全体的にテンポが遅く、細部までよく見える感じ。そして何より、ピアノとオーケストラのバランスがとても良い。ツィマーマンとバーンスタインの信頼関係が演奏から聞こえてくる。

第2楽章のアダージョもゆったりとしたテンポで、美しく歌い上げてゆく。情緒纏綿と云ってもいいかもしれない。想いが込められた伴奏。
ツィマーマンのソロも抒情的。遅いテンポだからこそ、ハッとするようなフレーズが浮かび上がってくる。青春のためらい、胸を焦がすような憧れ、哀しい別離・・・・・・さまざまな想いが反映しているかのよう。ホンマに美しい。

フィナーレは情熱的。熱く、力強く、ムンムンするような演奏。ピアノも豪快に鳴り渡る。スタインウェイの低音がズシリと響く。ブラームスの熱い思いがこの演奏で昇華してゆく。

録音は今も素晴らしいです。
ピアノもオケも全く美しく録られていて、各楽器の音も大変上質です。広がり感、残響も綺麗で、これはDGの名録音と思われます。

さて、掃除であります・・・・・・。


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